2023.09.18

U16アジア選手権の注目選手をFIBAがピックアップ…日本からは新郷礼音、若野瑛太が選出

FIBA注目のプレーヤーに選出された若野(左)と新郷(右)[写真]=fiba.basketball
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 9月17日、カタールで「FIBA U16アジア選手権大会2023」が開幕。将来、母国のA代表も務める可能性を持ったプレーヤーが集まるこの大会で、注目すべきタレント10名を国際バスケットボール連盟(FIBA)がピックアップした。

 U16オーストラリア代表やU16中国代表、U16韓国代表など各国から優れた能力を持つプレーヤーが紹介されるなか、U16男子日本代表からは新郷礼音(Team Thad)、若野瑛太名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18)の2名が選出された。

 現在15歳で神奈川県出身の新郷は186センチのフォワードで、横浜市立豊田中学校3年時にJr.ウインターカップへ出場。現在はアメリカで競技に打ち込んでおり、U16イラン代表と激突した今大会の初戦ではスターターに名を連ね、13得点8リバウンド4アシストとオールラウンドな活躍でチームの勝利に貢献した。

 FIBAは日本のロスター陣を「成長が続いており、非常に奥が深い」と評価しており、なかでも新郷はその最たる例とコメント。身長、運動能力、そしてプレー強度の3つが揃っているとし、今大会のような優れた選手の集まる場でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかに注目すべきと述べている。

 そして、もう1人のプレーヤーが現在16歳で愛知県出身、185センチの若野だ。名古屋D U15のキャプテンとしてチームをけん引し、3月末に開催された「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2023」ではMVPに選出。チームの大会3連覇にも貢献し、世代屈指のフォワードとして実力を示している。

 中学校卒業後は同クラブのU18チームへ上がり、自分より年上の選手と練習に励んでいる。今大会の初戦ではベンチから出場し、15分23秒のプレータイムを記録。果敢にオフェンスを仕掛け、惜しくも得点にはつながらなかったものの、リバウンドやディフェンスで献身性を披露した。

 1名のみが選ばれる国がほとんどのなか、日本はオーストラリアと同じく2名が選出。FIBAから注目される新郷、若野にはぜひとも素晴らしい活躍を披露し、今大会を勝ち抜く原動力となってもらいたい。

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