2023.12.24

快勝の試合後も反省の言葉を忘れなかった桜花学園の福王伶奈…「試合開始から最大火力で」

桜花学園の福王はチーム初戦で20得点11リバウンドに活躍を見せた [写真]=伊藤大允
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 12月24日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は大会2日目を迎え、東京体育館で行われた女子2回戦で桜花学園高校(愛知県)と鳥取城北高校(鳥取県)が対戦した。

 前半で16点ものリードを奪った桜花学園が、後半に入っても21−0のランを見せるなどしてプレーの強度を落とさず、鳥取城北を圧倒した。存在感を示した。2年ぶりの優勝を目指して好発進した。

 この試合で20得点11リバウンドのダブルダブルを達成した福王伶奈が試合後、メディアの取材に応じた。

「ウインターカップらしいキラキラした東京体育館の雰囲気に緊張しました」と福王らしいコメントを発すると、コンディションの面でも問題なく大会に臨めていることを明かした。

 今夏のインターハイでは京都精華学園高校(京都府)に決勝で敗れたが桜花学園。福王は夏以降、留学生と常にマッチアップしていることをイメージして練習に励み、「(今大会では)グレードアップした姿を見てもらいたいです」と自信を見せた。

 ダブルダブルを達成したことについて問われると、「パスを供給してくれた黒川(心音)や阿部(心愛)さんに感謝です」とチームメートを心遣ったが、「私もみんなにアシストをしていますから」と、メディアの笑いを誘った。

 当然のことながらチームの目標は日本一だが、加えて「桜花らしいディフェンスからオフェンスのスタイルを徹底したいと思います」とこだわりを見せる。「チームと自分の共通の課題なのですが、どうしても出だしに重いプレーをしてしまうことが多く、今日もシュートが入りませんでした。ですから試合開始から最大火力で相手を叩きのめす勢いでプレーすることが大事だと思います」と意気込みを見せる。

 さらに「ゴール下を決めること」を課題に付け加えた福王は、高校生最後の大会でどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。彼女の活躍が桜花学園の復権に大きく関わってくることは必至だ。

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