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8月9日、福岡県福岡市で開催されている「令和6年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」の女子決勝が照葉積水ハウスアリーナで行われ、京都精華学園高校(京都府)が岐阜女子高校(岐阜県)に勝利。2022年、2023年に続き、夏の全国3連覇を成し遂げた。
京都精華は立ち上がりからユサフボランレ アイシャットがペイント内で存在感を示し主導権を握ると、林咲良、桃井優、橋本芽依が果敢に攻め込みリードを拡大した。京都精華6点リードの16-10で迎えた第2クォーターは、追いかける岐阜女子が根気強いディフェンスで食らいついたものの、京都精華もベンチスタートだった1年生の満生小珀が機動力を生かして攻守に奮闘。32-22と“女王”京都精華が2桁点差をつけて試合を折り返した。
ハーフタイム明けの第3クォーターも、京都精華はインサイドを支えるユサフボランレを軸に好スタートをきり一時18点差をつけていたが、追いかける岐阜女子は堅守からターンオーバーを誘い、三宅香菜、杉浦結菜らがスコアを伸ばし0-13のラン。9点差となり突入した勝負の第4クォーターも岐阜女子ペースで試合が進み、同残り4分には杉浦の3ポイントで逆転した。残り3分は一進一退の展開が続いたが、京都精華は今大会を通して圧倒的な存在感を示してきたユサフボランレがゴール下を制し再逆転。最後は1点差の攻防で岐阜女子のラストショットが外れ、1点差の56-55で京都精華に軍配が上がった。
3年連続3度目のインターハイ優勝を果たした京都精華は、ユサフボランレがチーム最多18得点17リバウンドとチームを支える活躍を見せ、桃井が10得点、石渡セリーナが6得点7リバウンドをマーク。対する岐阜女子は、三宅がゲームハイの20得点、杉浦が19得点を挙げるなど、後半に脅威の粘りを見せたものの、7年ぶりのインターハイ制覇に一歩届かなかった。
京都精華は2022年にインターハイ初優勝を果たすと、同年のウインターカップも制し夏冬連覇を達成。2023年も圧倒的な強さで2年連続となる夏冬連覇の偉業を成し遂げた。昨年まで主軸を担ってきた選手たちが抜け新世代となったが、今年もインハイ京都府予選に続き、近畿大会を制すなど女王健在。3年連続の夏冬連覇へ、まずは夏の日本一を手にした。
■試合結果
<インハイ女子決勝>
京都精華学園 56-55 岐阜女子
京都精華|16|16|18| 6|=56
岐阜女子|10|12|19|14|=55