Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
「3年生が2人しかいないのですが、その分、2年生も声を出して協力してくれて、最後まで全員で戦うことができてうれしかったです」
「Jr.ウインターカップ2021-22 2021年度 第2回全国U15バスケットボール選手権大会」(以下、Jr.ウインターカップ)の女子1回戦、北星学園女子(北海道)に71-58で勝利したFURUTA Excalibur BBCの白石弥桜(3年生)は、笑顔で初戦の感想を語った。
前半はわずか2点リードで終えたが、白石の活躍もあった後半に点差を広げたFURUTA Excalibur BBC。白石自身は25得点13リバウンド6アシスト4スティール4ブロックショットという数字を残した。しかし、大車輪の活躍にも、本人は前半でファウル3つとファウルトラブルに陥ったこともあり、「思い切りできなかったです」と反省の弁。それでも、「ゴール下のプレー、ディフェンスが寄ってきときに、外にパスを出し、中と外とでリズムを作って攻めること、周りを見ながら判断してプレーすることができたと思います」と手応えも感じたよう。
一番得意というプレーは182センチの高さを生かしたインサイドプレー。だが、そこでの得点はもとより、巧みに切り込むドライブやフックシュートなど攻撃エリアは広く、パターンも多彩だ。入りはしなかったものの、試合では3ポイントシュートも放っている。
「インサイドだけだと邪魔になることがあるし、外周りのプレーをほかの人に任せてばかりでは良くないので、私も外に出て、ポジションを固定をせずにバランスよく攻めることができたらいいなと思っています」(白石)
これは指導にあたる大瀬一美ヘッドコーチと山下直哉アシスタントコーチの考えでもあり、「例えシュートが入らなくても打つ。打つなとは言いません」と大瀬ヘッドコーチ。選手の将来性を考えて、ポジションやプレーは固定していないからこそ、白石もチャンスとあれば、外からも積極的に得点を狙っているのだ。
ドライブでの豪快さは赤穂ひまわりを彷彿とさせるほど。明日は2回戦に臨むが、「リバウンドを周りの人に任せてしまっているところがあるので、もっと積極的にリバンドを取りたいです」と、チームの勝利に意欲を見せていた。
文=田島早苗