2023.01.08

3位入賞を果たした京都精華学園の阿部翔温…高校では「海外で活躍するための土台作りを」

チームハイ14得点を挙げた阿部(中央) [写真]=バスケットボールキング
バスケ情報専門サイト

 1月7日、「Jr.ウインターカップ2022-23 2022年度 第3回全国U15バスケットボール選手権大会」の男子準決勝が開催され、京都精華学園中学校はライジングゼファー福岡U15と対戦。第4クォーターでも大接戦を繰り広げた両チームだったが、京都精華学園は徐々に点差を離され、最終スコア49-53で決勝進出を逃した。

 今大会の京都精華学園をけん引した選手の1人、阿部翔温(3年)は福岡U15戦でチーム最多14得点をマーク。193センチのサイズを生かしたゴール下の強さで13リバウンドももぎ取り、ダブルダブルで肉薄している。

 準決勝後のメディア対応では、「自分としても、チームとしても未熟さがあった」と、阿部は敗因を述べるとともに悔しさをにじませた。

「全中もベスト16という結果で終わってしまって。ベンチ外の子とか、京都で倒してきた人たちの思いも背負って、日本一になって喜ばせてあげたかった」

「高校では、海外で活躍できるような選手としての土台を作りたい」と、これからのキャリアについても触れた阿部。ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)を目標とし、高身長かつ多彩な技術を持つプレーヤーに成長していきたいと語った。

 チーム内ではドライブや3ポイントシュートなど、エリアを問わず得点を狙う役割を任されていた阿部。「どちらも自信があるというほど上手くない」と謙遜しつつも、さらなる能力向上に向け、すでに焦点を合わせている。

阿部はNBA屈指のスコアラー、ケビン・デュラントを目標に [写真]=バスケットボールキング

BASKETBALLKING VIDEO