2021.06.12

アジア杯予選と熾烈な選手間競争に臨むロシター…アピールポイントは「リーダーシップ」

昨年2月に日本代表デビューを果たしたロシター[写真]=Getty Images
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 6月16日から20日にかけてフィリピンで開催されるFIBAアジアカップ2021予選に向けて、強化合宿を行っている男子日本代表。11日にライアン・ロシター宇都宮ブレックス)がメディアの取材に応じた。

 日本生命 B.LEAGUE FINALS 2020-21に進出し、6月1日まで試合を行っていたロシターは、同じくファイナルまで進出した千葉ジェッツの選手たちとともに少し遅れて合宿に合流。改めて長いシーズンの感想を聞かれたロシターは「最終的には自分たちが望まなかった結果になったのですが、シーズンを通してみれば成功だったと思っています」と総括した。

 過酷な戦いからあまり間をおかずに国際戦に臨むこととなるが、「長いシーズンを終えて、少し体を休めることもできましたし、今はかなりタフなキャンプですが、パフォーマンスをはいいと思っています」とコンディションについては特に問題ない様子。「エナジーやリーダーシップを提供することが自分の役割だと思っています」と日本代表における自身の立ち位置を見据え、意欲的に合宿に取り組んでいるようだ。

 目前に控えた東京オリンピックに向けた熾烈な選手間競争も始まるなか、ロシターは自身のアピールポイントとしても「リーダーシップ」を強調。格上の相手ばかりが予想されるオリンピックでは「タレントの部分では劣るかもしれませんが、チームとしてのケミストリーやチームワークでは勝負できる」と話し、自身のリーダシップでそれを実現させよという意気込みがうかがえた。

 もちろんそこには独善的な意図は全くなく、「まず自分がフィジカルにやること、そしてプレーで示すことが非常に重要」と話し、その上で「コミュニケーションの部分では選手によっては強めの言葉をかけたり、落ち着いて話しかけたり、一つの方法ではありません。まず選手の性格を理解することが大事だと思っています」とあくまで良好な関係を築いた上でリーダーシップを発揮するつもりだ。

 日本代表デビュー戦となった昨年2月のチャイニーズ・タイペイ戦では17得点19リバウンドと躍動したロシター。果たしてフィリピンでも同様の活躍を見せることができるのか、注目が集まる。

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