2024.05.25

A代表も経験した千葉J・金近廉…合宿で意識する動きは「自分の打てる間合いを作る」

若手主体のディベロップメントキャンプに参加している千葉J・金近[写真]=バスケットボールキング
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 5月20日から30日にかけて開催されている男子日本代表の第1次強化合宿(ディベロップメントキャンプ)。Bリーグで活躍している若手選手を中心に、NCAAで挑戦中の大学生や国内の有望高校生もキャンプに参加している。

 今シーズンから千葉ジェッツでプロキャリアをスタートし、初年度からローテーション入りを果たした金近廉も本キャンプに参加。昨年2月には「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6でA代表デビューを飾ったフォワードは、メディア対応で現況について語った。

 21日までチームは『日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24』を戦っていたため、わずかに合流が遅れた金近。それでも「ほかのメンバーと同じように合宿には入れました」とパフォーマンスは問題なく、「この中だと僕が結構、A代表で活動していた期間が長いので、年下の子たちともしっかりとコミュニケーションを取りながらやれています」とコメントした。

 所属チームはセミファイナル敗退となり、「ジェッツの試合は悔しかったんですけど、切り替えてこの合宿には望めているので。そこは自分の中でうまくできているのかなと思います」と語った金近。EASL(東アジアスーパーリーグ)もあって多忙なシーズンとなったが、「いつ出てもいいプレーができるように準備して、いろんな場面で成長できました」と振り返っている。

 前々からシュートの安定性を課題に挙げている金近は、距離を気にせずに打てるのが自分の強みとしつつ、「フォームを崩してしまうのは良くない」と言及。シューターがスペースを確保することでガードも動きやすくなると説明しつつ、「自分が打てる間合いやスペースをオフボールで作ること、あとはオンボールでも絡めたら」と合宿でのキーポイントに触れた。

 Bリーグでのデビューシーズンも終え、さらなる飛躍に意欲を見せる金近。今後のA代表でも主力としての活躍が期待される千葉Jの有望株には、引き続きキャンプをけん引する立場として尽力してもらいたい。

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