2024.03.25

パリ五輪で強豪国と対戦するべく闘志を燃やす金近廉「まずはスタートラインに立つ」

パリオリンピックの組み合わせについて感想を語った金近[写真]=伊藤大允
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 3月23日、B1リーグ第27節のアルバルク東京戦に出場した千葉ジェッツ金近廉が試合後にメディア対応し、20日に決まった「パリ2024オリンピック競技大会」の組み合わせについて感想を述べた。

 昨夏の「FIBAワールドカップ2023」で出場国中アジア1位になり、パリオリンピックへの出場権を獲得した日本代表(FIBAランキング26位)は、同大会を初めて制したドイツ(同3位)、開催国のフランス(同9位)、そして、「FIBAオリンピック世界最終予選(OQT)」ラトビア会場の勝者と同組になることが決定した。ドイツとはワールドカップの予選ラウンドの初戦で戦ったチームであり、フランスはワールカップや東京オリンピック前の強化試合で相まみえた経験がある。

 このパリオリンピックでの組み合わせについて金近は、「オリンピックには本当に強いチームしか出ていないので、どのグループに入ってもそういうレベルの国と戦うことになると思います」と率直な印象を語った。そして、「まず僕はスタートラインに立つことが目標なので」と付け加えると、「どんどんプレータイムだったり、チャンスは減ってくると思うので、しっかりと(試合に)出たタイミングでアピールしていきたい」と日本代表のロスター入りへ向けて意気込んだ。

 昨年のワールドカップで本大会直前に代表メンバーから落選した金近は、「自分も一緒に練習をしてきましたが、練習でしていることをそのまま、あの舞台でも全員がやっていたので、シンプルにそれがすごいというか、やはりそれで通用していたと思うので、あとはそれに磨きをかけてやるだけです」と、日本代表の戦いを振り返った。

パリオリンピックでの代表ロスター入りを目指し、闘志を燃やす金近[写真]=伊藤大允

 トム・ホーバスヘッドコーチはパリオリンピックでの目標を「ベスト8」と設定しており、日本代表はワールドカップからさらなる成長が必須となる。「チームとして磨きをかける」と話す金近も、「とは言ってもそこまで時間があるわけではないので、一つ一つの合宿だったり強化試合をしっかりとやっていきたい」と迫る大舞台へ向けて気を引き締めた。

 なお、パリ2024オリンピックバスケットボール競技は、7月27日から8月4日にかけて開催。各グループの上位2チームに加え、3位チームのうち上位2チームを含めた合計8チームが準々決勝に進出する。

■「パリ2024オリンピック競技大会」男子 組み合わせ

・グループA
OQT(スペイン会場)、オーストラリア、カナダ、OQT(ギリシャ)、

・グループB
ドイツ、OQT(ラトビア会場)、フランス、日本

・グループC
アメリカ、セルビア、OQT(プエルトリコ会場)、南スーダン

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