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5月20日、ENEOSサンフラワーズの公式サイトにて、石原愛子、大沼美琴、宮澤夕貴の退団が発表された。石原は現役引退も同時に発表している。
石原は、2016年より移籍でENEOS(当時JX-ENEOS)に加入。5シーズン、バックアップメンバーとしてチームを支えた。特に今シーズン(2020-21)のプレーオフでは、ケガ人が相次ぎ、手薄となっていたインサイド陣の中で奮闘。ファイナルではスターターも務めた。
山形市立山形商業高校から2012年に入団した大沼は、持ち味のリバウンドやディフェンスだけでなく、ルーズボールなど数字に表れないプレーでもチームを盛り立てた選手。今シーズンは膝のケガにより出場機会はなかったものの、9シーズン、献身的なプレーで勝利に貢献した。
女子日本代表の主軸でもある宮澤は、2012年に神奈川県立金沢総合高校より入団。大沼とは同期で、オールラウンドなプレーが特長。得意とする3ポイントシュートをはじめ、得点パターンは豊富で、昨年12月に行われた皇后杯ではチームを8連覇に導くとともに大会のベスト5とMVPに輝いている。
3人は、ホームページで通してファンに向けてメッセージを発信している。
石原愛子
「昨シーズンをもって、引退することを決意致しました。
サンフラワーズの選手として活動できたこの5年間は、決して楽しいことばかりではなく、悩み苦しい時期もありましたが、それ以上に幸せな思い出ばかりで最高に充実した日々でした!
サンフラワーズのバスケットを通じて多くのことを学び、沢山の仲間に出会えたことが私にとって何よりも代え難く一生の財産です。
そして、どんな時も熱く応援をしてくださったファンの皆さまには会場で声を掛けて頂けるだけでとても嬉しかったですし、最後まで必死にプレーすることができたのも、常に皆様の支えがあったからこそだと思っています。本当に感謝の気持ちで一杯です。
これからは選手としてではなくWリーグのファンとして、サンフラワーズを応援していきたいと思っています!
今まで本当にありがとうございました」
大沼美琴
「この度、9年間お世話になったENEOSサンフラワーズを退団することになりました。トップのメンバーがそろうENEOSでプレーができたことを誇りに思いますし、色んな経験をさせていただいたことは私にとって大きな財産となりました。
コロナ禍ではありましたが、バスケットができる環境を作っていただいた、ENEOS関係者の皆様、色んなことを教えてくださったスタッフの皆様、どんな時でもともに乗り越えたチームメート、いつも励まし、応援してくれたファンの皆様、本当にありがとうございました」
宮澤夕貴
「9年間ENEOSというチームでプレーして、たくさんのことを学ばさせて頂きました。
振り返ると、うまくいったシーズンがあれば、そうはいかなかったシーズンもありました。
日々のメンタルのもち方、試合の勝ち方、それをプレーで表現すること、常勝チームでしか経験できないたくさんのことを肌で感じることができました。
それは私がこれからバスケット人生を続けていく上で、貴重な経験ですし、それを伝えていくことも今後の私の役割だと思っています。
ENEOSというチームで9年間プレーしてきて、最後は準優勝で終わる形にはなりましたが、私自身悔いはありません。
感謝の気持ちでいっぱいです。ENEOSファンの方々には、会場やSNSでたくさん応援していただいて、それが私の支えにもなっていました。
本当に感謝しています。これからも、1人の選手として、宮澤夕貴として頑張っていきますので、温かく見守って頂けたら嬉しいです。
またいつか会場でお会いできる日を楽しみにしています。
9年間本当にありがとうございました」