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10月31日、Wリーグ第3節が行われ、トヨタ自動車アンテロープスは山梨クィーンビーズと中立地の川崎市とどろきアリーナで対戦した。
トヨタ自動車は、30日に行われたGAME1に91-48で快勝。続くGAME2でも、すべてのクォーターで山梨QBを上回り、93-44で勝利を収めた。
トヨタ自動車の馬瓜エブリンは、GAME1で15得点10リバウンド2アシスト3スティールを挙げると、GAME2では2本の3ポイントシュートを含む19得点12リバウンド2アシスト1スティールをマーク。2試合連続でのダブルダブルの活躍で、チームの連勝に貢献した。
試合後にメディア対応を行った馬瓜は「本当にいい状態で、みんなが自分の力を出し切ってプレーできた開幕戦かなと思います」と2試合を振り返った。
新加入選手や代表活動に参加していたメンバーなど、チーム全員が揃って練習できた期間が少なかったトヨタ自動車だが「まだまだ細かい部分で連携を取らないといけない所はあるんですけど、短い時間の割にはみんないいプレーができていたと思います」と馬瓜は一定の手応えをつかめているようだ。
今年の6月で26歳となった馬瓜は、チームの中で年齢が上の方になったと語る。そのため、今シーズンの目標について「チームの雰囲気などを担うプレーヤーになれるようにしていきたい。盛り上げることもそうですし、1人冷静にならないといけない場面もあるかもしれません。今はまだまだですけど、そういった部分でチームに貢献できたらなと」と話し、今後はこれまでとは少し変わった役割を担っていくようだ。
チームとしてはWリーグの連覇に加えて、皇后杯の優勝と2冠を目標に掲げているが、馬瓜は少し違った心構えで今シーズンに臨んでいる。
「目標はもちろん優勝ですけど、『連覇、連覇』と思っていると、どうしても足元をすくわれるので、しっかり目の前の相手に敬意を持ってプレーするというのが大事だと思います」
高い目標を掲げて今シーズンに挑む女王・トヨタ自動車だが、年齢や経験を積み重ねた馬瓜に慢心はないようだ。