2022.04.09

富士通がENEOSを突き放し白星…3選手が2ケタ得点で勝利に貢献/WリーグPO

11得点とインサイドで気を吐いた中村優花[写真]=伊藤 大允
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 4月9日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)で第23回Wリーグプレーオフが行われ、富士通レッドウェーブはENEOSサンフラワーズと対戦した。

 ENEOSの宮崎早織に先制点先制点を許し、そこから2-14のランを食らった富士通だったが、直後に反撃に転じ、残り1分には同点に。さらに、第1クォーター終了間際には中村優花がシュートを決めて逆転し、20-18で最初の10分を終えた。

 第2クォーターでは、富士通は岡田英里や宮澤夕貴、オコエ桃仁花らが3ポイントシュートを決め、点差を2ケタまで拡大。ENEOSの高田静や渡嘉敷来夢に手を焼くが、38-27で前半終了。

 後半に入り、両チームは一進一退の攻防を繰り広げ、一時は7点差とされるも、その後の富士通は再びENEOSを突き放す。このクォーターでは富士通の篠崎澪が得点、アシストで攻撃をけん引し、54-40で最後の10分を迎えることに。

 第4クォーターには、富士通の町田瑠依が3ポイントシュートを沈め、逆転のチャンスをうかがうENEOSに追いつかせない。試合終盤には、内尾聡菜の値千金の長距離砲や篠崎のジャンプシュートでとどめを差し、富士通が見事逃げ切りタイムアップ。67-58で大きな勝利をつかんだ。富士通がENEOSにプレーオフで勝利したのは2015−16シーズンのファイナル第2戦以来。このときは富士通が103−78で快勝した。

 富士通は町田、篠崎が揃って13得点をマーク。インサイドで体を張った中村も11得点を挙げ、勝利に貢献した。対するENEOSは梅沢カディシャ樹奈が15得点を記録。また、渡嘉敷が13得点、高田が10得点を挙げたが、勝利とはならなかった。

■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 58-67 富士通レッドウェーブ
ENEOS|18|9|13|18|=58
富 士 通|20|18|16|13|=67

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