2024.04.06

立ち上がりで苦戦したENEOS…司令塔の宮崎早織「アグレッシブなディフェンスが必要」

9得点3リバウンド5アシストを挙げた宮崎早織[写真]=Wリーグ
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 4月6日、武蔵野の森総合スポーツプラザで「京王 presents Wリーグプレーオフ 2023-2024」のセミファイナル第1戦が行われ、ENEOSサンフラワーズ(レギュラーシーズン3位)がデンソーアイリス(同2位)と激突した。

 第1クォーターから11-21とデンソーにスタートダッシュを許したENEOS。第2クォーターでは渡嘉敷来夢、宮崎早織らを中心に得点を返すも、相手の勢いを止めきれず22-40と点差を広げられて試合を折り返す。第3クォーターでは長岡萌映子らの果敢なアタックで応戦したが、デンソーの背中には届かず最終スコア58-77で黒星を喫した。

 試合後の記者会見に出席した宮崎は、「前半の出だしが良くなかったかなと思います」とコメント。その一方で、すでに焦点は明日以降のゲームに合わせており「あと2試合残っていますし、前を向いて明日の試合に切り替えていきたいと思っています」と意気込んだ。

苦しい状況でも笑顔でチームを盛り上げた宮崎[写真]=Wリーグ

 前半でペースをつかめなかった背景について尋ねられると、宮崎は「プッシュが足りなかったと思いますし、全員の足が止まってしまった」と要因を分析。加えて、ディフェンスの圧が足りなかったことでデンソーの得点を許してしまったと振り返り、「アグレッシブにディフェンスをすることで、明日はもっと良いゲームができるんじゃないかと思っています」と指針を述べた。

 チーム総数のターンオーバーは22と、10ターンオーバーに抑えたデンソーに差をつけられたENEOS。明日の第2戦では攻防ともに修正を図り、課題に挙げたスタートダッシュで“違い”を見せたいところだ。