2021.01.24
「久しぶりの日本代表の合宿になりますが、(Wリーグの)シーズン中にやることも今まではあまりなかったことで、すごく新鮮です。新しい選手が数名入り、(その選手たちも)徐々にやることが分かってきて、コミュニケーションも取れてきていると思います。日本代表としてやるべきことをこの短期間で徹底して、充実した合宿にしたいです」
11月5日から始まった女子日本代表の『2020年度第1次強化合宿』について、こう思いを語ったのは髙田真希(デンソーアイリス)。昨年9月の「FIBA 女子アジアカップ 2019」ではキャプテンとして日本を4連覇に導いた頼もしいリーダーだ。
今回、今年度初となる合宿における自身役割を「プレー面では新しい選手が分からないところを分かるように伝えるなど、コミュニケーションを取って練習や練習外でもスムーズにいくように心がけています」と言う。
Wリーグは11月1日をもってレギュラーシーズンの前半戦が終了。11月末と12月中旬には皇后杯を挟むが、Wリーグ自体はレギュラーシーズン後半戦まで約2か月の期間、中断となる。その間を利用しての強化合宿は、確かに髙田が言うように珍しい。
それでも、「私たちはオリンピックに向けた準備を現段階でしているので、それができることはうれしいですし、できる環境がある限り、やるべきことをやり続けたいと思っています」と、髙田は東京オリンピックに向けて決意を新たにする。
さらに引退を発表した大﨑佑圭について「私が最初に日本代表に選ばれた時から一緒にやってきて、試合に出られない時から出始めた時、それこそ2人で一緒に大黒柱としてやってきたところまで、本当に一緒にやってきました。(東京オリンピックでも)一緒にやりたかったという気持ちはあるけれど、彼女自身が決めた決断なので、大﨑さんの分もしっかりやりたいと思います」と、10年以上ともに戦ってきた戦友への思いも語った。
東京オリンピックの延期にも「目標を見失ってはいけない」と金メダルというゴールはブレない。「個人的には(年齢が)一番上なので、プレー面でも違う面でもリーダーシップを発揮できるように。選手だけでなくスタッフとのコミュニケーションも大事だと思うので、そこも徹底しながらやっていきたいと思っています」と日本の頼れるリーダーはしっかりと前を見据えていた。
文=田島早苗
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