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株式会社アシックスは10月10日、車いすバスケットボール選手の鳥海連志と所属契約を締結し、同選手が今後プロ選手として活動することを発表した。
長崎県出身で現在24歳の鳥海は、中学1年時に車いすバスケットボールはじめると、高校1年生で日本代表に初選出。リオ2016パラリンピックに続き2大会連続で出場した東京2020パラリンピックでは、車いすバスケ日本代表史上初の銀メダル獲得に大きく貢献し、ファン投票による大会MVPに選出された。
アシックス社は、車いすバスケットボールの普及活動や講演会などに積極的に取り組んできた鳥海の姿勢に着目し、「グローバルな視点で多様性を身につけ社会へも還元したいという思いが、当社の目指すビジョンと一致していることから実現した」と、同社史上初めてプロパラアスリートと所属契約に至った経緯を説明。
同社の代表取締役社長CEO兼COOを務める廣田康人氏は、今回の発表に際して「今後は従業員との交流の場も積極的に設けながら、多様性を尊重し高めあうチームとしてイノベーションの創出に期待するとともに、真によりよいライフスタイルの実現に向けて取り組んでいきます」とコメント。
また、プロアスリートとして活動することになった鳥海は、「プロ車いすバスケットボールプレーヤーへの転向は競技に集中できる環境をつくるだけでなく、自身にプレッシャーをかける意味もあり、このプレッシャーこそがモチベーションの源泉とも言えます。プロとして活動していくにあたり、アシックスとともに歩んでいけることはとても心強いです。今後はアシックス所属アスリートとして、多様な考えや価値観を身につけ、車いすバスケットボール界や社会に還元していきたいと思います」と、コート内外で積極的に活動していく姿勢を示した。