2021.07.02

東京五輪へ向けた男子バスケ最終予選のグループリーグが終了…カナダやスロベニアなどが突破

スロベニア代表をけん引するルカ・ドンチッチ[写真]=fiba.com
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 バスケットボール男子の東京オリンピック出場へ向けた最終予選がセルビア・クロアチア・リトアニア・カナダの4カ国で行われ、1日までにグループリーグが終了した。

 この予選は23カ国が参加。各国が4カ国に散りばめられ、A組とB組に分けられる。各組の上位2チームがトーナメント制の準決勝に進出し、最後まで勝ち抜いた1チーム(合計4カ国)に本大会への出場権が与えられる。

 セルビアではセルビア、イタリア、ドミニカ共和国、プエルトリコの4カ国が準決勝へ進出した。セルビアは222センチの超大型センター、ボバン・マリヤノビッチ(ダラス・マーベリックス)が2戦連続でダブルダブルを達成し、グループステージ突破へ大きく貢献した。

マリヤノビッチが高さを生かして得点・リバウンドを量産[写真]=fiba.com


 クロアチアではブラジル、メキシコ、ドイツ、クロアチアが勝ち抜いた。クロアチアはボヤン・ボグダノビッチ(ユタ・ジャズ)がグループリーグの2戦ともに30分以上出場し、ともに2ケタ得点を挙げた。ドイツはイサック・ボンガ(ワシントン・ウィザーズ)とモリッツ・ワグナー(オーランド・マジック)が活躍を見せた。

ボンガ(写真)やワグナーらNBA組が活躍[写真]=fiba.com


 リトアニアではスロベニア、ベネズエラ、リトアニア、ポーランドが準決勝へ駒を進めた。スロベニアはグループリーグ2戦でどちらも大勝したが、中心的な役割を担ったのがルカ・ドンチッチ(マーベリックス)だ。初戦で13得点9アシスト5スティールを記録し、続く第2戦では18得点10アシストのダブルダブル。獅子奮迅の活躍でグループリーグ突破に大きく貢献した。

ドンチッチがグループリーグで高パフォーマンスを披露[写真]=fiba.com


 カナダではカナダ、チェコ、トルコ、ギリシャがグループリーグを突破。NBA選手を多く抱えるカナダは、アンドリュー・ウィギンス(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やRJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)が中心的な役割を果たし、本大会出場へ一歩近づいた。また、チェコのパトリック・アウダ横浜ビー・コルセアーズ)は2戦連続で10得点、群馬クレインサンダーズへの加入が決まっているオンドレイ・バルヴィンも得点・リバウンドと奮闘を見せた。

横浜のアウダが2戦連続で10得点を挙げた[写真]=fiba.com


 準決勝の組み合わせは以下のとおり。

セルビア
イタリア−ドミニカ共和国
セルビア−プエルトリコ

クロアチア
ブラジル−メキシコ
ドイツ−クロアチア

リトアニア
スロベニア−ベネズエラ
リトアニア−ポーランド

カナダ
カナダ−チェコ
トルコ−ギリシャ

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