2019.11.05

正統派PGホセ・カルデロンがキャリア14年に終止符、今後はNBA選手会の特別補佐へ

安定感抜群の司令塔として活躍したカルデロン[写真]=Getty Images
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1シーズンにおけるフリースロー成功率で歴代最高記録を保持するカルデロン

 11月5日(現地時間4日)、NBAで14シーズンをプレーしてきた38歳のポイントガード(PG)、ホセ・カルデロンが現役引退を表明した。

 今季開幕前、カルデロンは「(トレーニングキャンプ開始前までに)どこかが僕へオファーしてくるかどうかは分からないよ。もしなければ、何かを決断しようとは思っている」と『Hoops Hype』へ語っており、結局NBAチームからオファーが届かなかった。

 スペイン出身のカルデロンは、190センチ90キロのポイントガード。昨季までのキャリア14シーズンで、計895試合(うち先発は591試合)に出場して平均26.4分8.9得点2.4リバウンド5.8アシストをマーク。

 2008-09シーズンにフリースロー成功率(98.1パーセント)、12-13シーズンには3ポイント成功率(46.1パーセント)でタイトルを獲得したカルデロン。特にカルデロンが残した98.1パーセントというフリースロー成功率は、1シーズンにおける歴代最高の成功率となっている。

 ポイントガードながら、キャリア平均フィールドゴール成功率47.2パーセント、3ポイント成功率40.7パーセントと、カルデロンは安定感抜群のプレーでトロント・ラプターズを筆頭に計7チームでプレーしてきた。

 今後、カルデロンはNBPA(NBA選手会)の特別補佐に就任することとなる。同時に、複数のNBAチームがカルデロンのフロントオフィス入りについて関心があり、NBAのオフィスからもコンタクトがあったため、将来的にはNBAチームのフロント、あるいはグローバルアンバサダーという役職に就くことになるかもしれない。

カルデロンは通算フリースロー成功率87.3パーセントという高い数字を残した[写真]=Getty Images

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