2020.02.25

レブロンがレイカーズとセルティックスの歴史について「このライバル関係の一員であることは特別なこと」

セルティックス戦でクラッチショットを沈めたレブロン[写真]=Getty Images
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注目の試合でクラッチショットを決めたレブロン

 2月24日(現地時間23日)、ロサンゼルス・レイカーズはホームでボストン・セルティックスと対戦し、114-112で勝利。終盤まで接戦が続いたこの試合、第4クォーター残り37.0秒にレイカーズのレブロン・ジェームズはエンドラインからパスを受け取り、セルティックスのジェイレン・ブラウンとマッチアップ。ポストプレーから見事なフェイダウェイを放つと、これを沈めてレイカーズは111-110と逆転し、そのまま逃げ切った。

 優勝回数16回のレイカーズと、同じく17回のセルティックスはNBA屈指の名門球団として知られ、両チームはファイナルで何度も激突し、死闘を繰り広げてきた。試合終了後にレブロンは両者の歴史について、「このライバル関係の一員であることは特別なこと。50年代、60年代、70年代、80年代、90年代からずっと続いているこの関係を僕らは理解している。だからこそ、このライバル関係とこの歴史的なフランチャイズの一部であることは特別なんだ」と、『ESPN』をとおしてコメント。「このライバル関係に最大限の敬意を払うこと、そしてかつて在籍していた選手たちが試合に挑んでいたように、全力でしのぎを削っていくことを僕らは愛しているんだ」と述べている。

 またこの試合では、1956年から1969年までプレーしたセルティックスのレジェンドであるビル・ラッセル氏が、コービー・ブライアント(元レイカーズ)のジャージを着用して観戦に訪れた。1960年代は歴史的なスコアラーであるエルジン・ベイラーとジェリーウェスト(ともに元レイカーズ)、1968年からは攻守において怪物と恐れられたウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)が加わったレイカーズと6回ファイナルで対戦。そのすべてのシリーズで優勝を果たし、現役時代は8連覇を含む11回の優勝を達成した偉大なビッグマンだった。

 その後もレイカーズとセルティックスは、1980年代はマジック・ジョンソン(元レイカーズ)とラリー・バード(元セルティックス)の時代があり、2008年と2010年もファイナルで対戦している。今季は両チームともにカンファレンスの上位をキープしており、強豪でありライバル同士の試合は多くのファンから注目されていることだろう。レブロンが触れたように、現代においてもレイカーズとセルティックスの関係と歴史とは、やはり格別であるようだ。

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