2020.07.14
今季はプロ入りから17年目のシーズンを迎え、キャリア終盤に差し掛かりつつあるロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ。しかし35歳という年齢ながらも、衰えを感じさせないパフォーマンスを発揮。今シーズン平均25.7得点7.9リバウンド10.6アシストを記録し、スーパースターとして絶対的な地位は未だ健在である。
これまで多くの偉業を成し遂げてきたレブロンだが、その功績が積み重なっていくほどに、歴代のスーパースターたちと比較されてきたのも事実だ。その中にはもちろんレブロンが尊敬するマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)も含まれており、レブロンとジョーダン果たしてどちらが偉大な選手かという議論も、現地メディアや選手たちの中でもしばしば行われる。
だがかつてキャブスでレブロンとチームメートだったJR・スミス(フリーエージェント)は、ジョーダンとレブロンは比較できないと説明する。『The Pat McAfee Show』にビデオ通話で出演したスミスは、まずはレブロンの特性について論述。「彼は仲間に責任を持たせる。1つレブロンについて述べるなら、彼は自ら見本となり、自身の仕事の規範を示す。彼の最大の特性とは、その規範とともに人々を引っ張ることができることなんだ」と、コメントしている。
さらにスミスは、「レブロンはスコアラーではない。スコアラーというのは、単一のことを遂行するために、1つの考え方を持っている人のこと。いわばそれは“スナイパー”だ」とも付け加えており、「ジョーダンとコービーはディフェンスもプレーしたが、彼らはスコアラーだ。一晩に50得点、60得点、70得点を叩き出す」と、スコアラーの定義についても言及。「もし万能性に優れた選手がいたとして、リバウンド、スコアリング、パス、ドリブルができるとすれば、それは(スコアラーとは)全く異なった雰囲気を漂わせているだろう。レブロンはスコアラーの選手たちとは全く違う選手だ」と、スコアラーとオールラウンダーの違いについても語った。
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