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今季、2014年以来となるNBAファイナル進出を果たしたマイアミ・ヒートは、闘将ジミー・バトラーを中心にバム・アデバヨ、ゴラン・ドラギッチ、ジェイ・クラウダー、タイラー・ヒーロー、ダンカン・ロビンソン、アンドレ・イグダーラといった有能な選手たちが集結し、見事な戦いぶりを見せた。
ファイナルではロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れたものの、来季も頂上決戦の舞台へと舞い戻るべく、オフシーズンは戦力増強を断行していくことが期待されている。
今年ヒートでフリーエージェント(FA)になるのはドラギッチ、クラウダー、ユドニス・ハズレム、マイヤーズ・レナード、デリック・ジョーンズJr.、ソロモン・ヒル。ケリー・オリニクは来季の契約がプレーヤーオプションとなっており、ロビンソンとケンドリック・ナンはチームオプションとなる。
来季終了後、ヒートはキャップスペースに大きな空きができる予定で、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)といった超大物FA獲得に照準を合わせていると複数の現地メディアが報じていることから、今年のFA戦線では高額契約はせず、1年あるいは2年契約を結ぶことになりそう。
ドラギッチ、クラウダーは再契約を希望しており、ヒート一筋17年目を終えたハズレムについては再契約か引退のどちらかだろう。
そんな中、今年のオールスター期間中に行なわれたスラムダンクコンテストで優勝したジョーンズJr.について、地元メディア『Miami Herald』のバリー・ジャクソン記者はデトロイト・ピストンズ、シカゴ・ブルズ、アトランタ・ホークスの3チームがジョーンズJr.の獲得に関心を示すだろうと報道。
キャリア4年目となった今季、ジョーンズJr.は平均23.3分8.5得点3.9リバウンド1.1アシスト1.0スティールと、軒並み自己最高の成績を残した。他チームへ移籍となれば、今季約165万ドル(約1億7325万円)だった年俸は来季大きく跳ね上がることだろう。
もっとも、ジョーンズJr.はシーズン再開前の時点で同メディアに「このチームは僕にNBAでプレーする本当の機会を与えてくれた」と話しており、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)との関係についてもこう語っていた。
「このチームに来てから、僕らはいい関係を構築できた。僕のゲームは格段に成長できたと思ってる。だからこの関係を続けていきたいし、このチームなら何か特別なことを成し遂げることができると思う」。
ジョーンズJr.がヒートとの関係継続と勝利を求めるのであれば、再契約することがベストだろう。だが高額年俸とプレータイムを求めるのであれば、他チームへの移籍を選択することになりそうだ。
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