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11月6日(現地時間5日、日付は以下同)。NBA選手会(NBPA)が2020-21シーズンの開幕時期について、NBA側から提案された12月23日で承認したことで、今季はクリスマス前にスタートすることとなった。
今後、各チームは11月19日のドラフト、その数日後に解禁となるフリーエージェント(FA)との交渉解禁に向けて本格的に動き出すと共に、約1か月後の12月2日にはトレーニングキャンプを始めることとなる。
するとゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が『NBC Sports』のインタビューに応じ、12月の開幕に向けて好印象を抱いていた。
「私は足元を見られてきた。でも本当に、準備はできている。練習開始が待ちきれないね。我々は全員が同じように感じている。それはこの組織全体を意味する。レイカーズやヒートはまだキャンプの準備ができていないとは思う。でも我々は動き出す準備ができているよ」。
昨季のウォリアーズはステフィン・カリーやクレイ・トンプソンを筆頭にケガ人が続出し、リーグワーストの15勝50敗と低迷。プレーオフ出場が絶望的だったことから、7月末からフロリダ州オーランドで行なわれた第二幕には参戦できず、先日既存戦力を集めてミニキャンプを行なうにとどまった。
そのため、ウォリアーズは今年3月中旬から公式戦を行なっていないものの、カリー、トンプソン、ドレイモンド・グリーンにアンドリュー・ウィギンズを加えた4人の主力は来月の開幕に向けて十分に備えることができるだろう。
その一方で、昨季のNBAファイナルを戦ったロサンゼルス・レイカーズとマイアミ・ヒートの選手たちはシーズン終了から約2か月後に新シーズンへ臨まなければならないため、モチベーションを高めることが難しいというのが大方の予想。
一昨季までウォリアーズの主力として5年連続のNBAファイナル進出を果たし、3度の優勝を経験してきたアンドレ・イグダーラは、昨季途中にトレードでヒートへ加入。NBA選手会の副代表も務める36歳のベテランは、5日に『ESPN』へこう話していた。
「選手たちの身体の状態、そして今の傾向がどうなっているか、(年明けと年内の開幕という)全く異なるシナリオを理解してもらい、好感触をつかんでもらえるようにやっている。12月と1月に開幕することでどうなるのかをね。でも我々が一番心配しているのは選手たちの健康面。COVID-19(新型コロナウイルス)に感染してしまう環境にあり、すぐさま開幕に向けて準備しなければならないからだ」。
イグダーラが所属するヒート、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスが君臨するレイカーズの選手たちにとっては、実質2か月に満たないオフシーズンとなるため、モチベーションを高めていくことは例年以上に難しいに違いない。
もちろん、もしウォリアーズが開幕から白星を量産したとしても、チャンピオンシップを制すると保障されるわけではない。72試合の短縮シーズンで、オフシーズンが短いチームであればなおさら、シーズン序盤を調整期間として徐々にギアを上げていくことが予想できる。
新たに迎えるシーズンでは、各チームの思惑、ロード・マネジメント(選手の疲労管理)もポイントになりそうだ。
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