2021.03.29
12月12日(現地時間11日、日付は以下同)のプレシーズン初日。ポートランド・トレイルブレイザーズはホームのモーダ・センターでサクラメント・キングスを迎え、127-102で白星を飾った。
この日ブレイザーズは先発センターのユスフ・ヌルキッチを筆頭に、ザック・コリンズやロドニー・フッドが欠場したものの、CJ・マッカラムが18得点4リバウンド5アシスト、デイミアン・リラードが15得点5アシスト、デリック・ジョーンズJr.が15得点、ロバート・コビントンが9得点8リバウンド、エネス・カンターが11リバウンド2ブロックと先発陣が活躍。
さらに今季のブレイザーズはオフの補強で選手層を厚くし、ベンチ陣も充実。それを象徴するかのように、ハリー・ジャイルズが古巣相手に18得点14リバウンド3スティール2ブロック、ギャリー・トレントJr.が18得点と活躍。そしてキャリア18年目の大ベテラン、カーメロ・アンソニーがチームトップの21得点を奪ってみせた。
5日の会見で、オフに再契約を結んだカーメロはベンチスタートについて「従うことにした。それがこのチームのためであり、必要とされていること。これは俺がスターターであるべきかどうかという話じゃない。別に俺はそれを疑問に思っていないし、皆が問題だと思うことでもないと思う。それがこのチームにとってベストな状況だから、有効に活かしていくだけさ」と語り、新たな役割を快諾。
髪型をコーンロウに戻し、若かりし頃を彷彿とさせる風貌でコートに立った36歳は、キレのある動きからプルアップジャンパーやワンフットジャンパー、さらには鮮やかなノールックパスを決めるなど準備万端のパフォーマンスを見せて勝利に大きく貢献していた。
「この役割が俺のやるべきことなのかは分からないね。俺はそれを受け入れたんだ。これが現実ということ。でも結局のところ、これはバスケットボールだからね」とカーメロはプレシーズン初戦とはいえ、早速すばらしい結果を残した。
テリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)は「彼の存在がこのチームのオフェンス、ローテーションを助けてくれると思う。ベンチから出て、いくつかいいマッチアップが出てくるだろうからね」と期待を寄せている。
「俺はこれから、これまでとは違ったメンタリティで向上していくようにするさ」と語ったカーメロ。今後もセカンドユニットとして、主にオフェンス面でブレイザーズに大きく貢献していくことだろう。
なお、敗れたキングスでは、5本の3ポイントを沈めたバディ・ヒールドが23得点、ハリソン・バーンズが16得点、ディアロン・フォックスが10得点6アシストを残した。
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