2021.01.27
「今夜はベストゲームだったと思う。今シーズン、我々がプレーしてきた中で、(オフェンスとディフェンスの)両面でベストなバスケットボールだった。ディフェンスは優秀だった。選手たちは相手に対して多くのプレッシャーをかけていたし、堅実さを保ち、いいローテーションを見せていた。リバウンドも良かったし、ミスを誘うディフェンスをしていた。オフェンスも流れに乗っていいプレーを見せていたよ」。
1月21日(現地時間20日、日付は以下同)のサンアントニオ・スパーズ戦で、ゴールデンステイト・ウォリアーズは121-99で勝利し、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は試合後にそう語った。
ウォリアーズはスパーズに一度もリードを許さずに完勝。被フィールドゴール成功率37.2パーセント(35/94)、被3ポイント成功率12.1パーセント(4/33)と抑え込み、リバウンド数で65-51と大差をつけた。
なかでもステフィン・カリーは別格の存在感を放ち、いずれもゲームハイとなる26得点11リバウンド7アシストに加え、出場時間帯における得失点差で+30をマーク。
第1クォーター残り約2分にはトップ・オブ・ザ・キー右側でケリー・ウーブレイJr.とのピック&ロールに行くとみせかけてビハインド・ザ・バック・ドリブルで見事にディフェンダー2人をかわし、完全にノーマークとなって3ポイントを成功。
同クォーター残り約5分には3ポイントラインからピック&ロールでディフェンダーを交わし、ヘッドフェイクでディフェンダー2人を置き去りに。そのままドライブで突き進み、パスフェイクでまた1人交わすと、最後は5人目のディフェンダー越しにレイアップを成功と、まさに1人で5人のディフェンダーを交わす見事なプレーでウォリアーズの勢いを加速させた。
ウォリアーズではカリーのほか、新人ジェームズ・ワイズマンが自己最高の20得点に6リバウンド4アシスト、アンドリュー・ウィギンズが18得点7リバウンド、ウーブレイJr.が16得点9リバウンド2スティール、ドレイモンド・グリーンが9得点6アシストをマーク。
ここ6戦で4勝目をあげたウォリアーズは8勝6敗でウェスタン・カンファレンス5位へと浮上。カリーは「僕らは相手にタフショットを打たせて、リバウンドを奪った。自分たちの仕事をイージーにしただけさ」と語り、手ごたえを感じた様子だった。
一方のスパーズでは、デジャンテ・マレーが22得点6リバウンド、デマー・デローザンが15得点をあげるなど計5選手が2ケタ得点を残すも、最大25点ビハインドを背負う形で完敗を喫した。
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