2021.04.12

2000年以降で4人目! ブレイザーズのエネス・カンターが1試合30リバウンドを奪取

キャリアハイの30リバウンドをもぎ取ったカンター[写真]=Getty Images
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 4月11日(現地時間10日、日付は以下同)。ポートランド・トレイルブレイザーズがホームのモーダ・センターでデトロイト・ピストンズを118-103で下し、連敗を2で止めた。

 この試合、先発センターのユスフ・ヌルキッチが欠場したものの、デイミアン・リラードがいずれもゲームハイとなる27得点10アシスト、CJ・マッカラムが26得点、そして先発センターに入ったエネス・カンターが24得点2ブロックにキャリアハイの30リバウンドと大爆発。

 30リバウンドは1975年にシドニー・ウィックス(元ブレイザーズほか)が保持するブランチャイズ記録(27本)を塗り替えるチーム史上最多記録であり、2018年にニューヨーク・ニックス在籍時に残した26本を上回り、キャリアハイも更新してみせた。

 2000年以降で見ても、NBAで1試合30リバウンド以上を叩きだしたのはドワイト・ハワード(18年/現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、アンドリュー・バイナム(12年/元ロサンゼルス・レイカーズほか)、ケビン・ラブ(10年/現クリーブランド・キャバリアーズ)に次いでわずか4人目。

「僕にとって何が嬉しかったかって、ベンチを見たら皆が立ち上がって祝福してくれて、笑顔で迎えてくれたことだね。チームメートとしてサポートしてくれた。それがブレイザーズというチームなんだ。互いのことをサポートしてくれるのさ。30リバウンドはものすごい偉業だというのは理解しているけど、自分にとってはチームメートの皆が僕を祝福してくれたこと、盛り上がっているのを見ることができて最高に嬉しかったね」。

 翌12日のマイアミ・ヒート戦こそ98-107で敗れてしまい、ブレイザーズは勝率5割超えのチーム相手に9勝14敗と勝ち切れずにいる。それでも、カンターが試合後にそう話したように、ブレイザーズが誇るチームケミストリーは大きな強みと言っていいだろう。

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