2021.04.23

2021年ドラフト指名候補のテレンス・クラークが交通事故のため他界

ケンタッキー大のテレンス・クラークが交通事故のため他界[写真]=Getty Images
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 2021年のNBAドラフトで指名候補だったケンタッキー大学テレンス・クラークが、交通事故のため他界したと『ESPN』が報じている。

 同メディアによると、クラークはカリフォルニア州ロサンゼルスのサン・フェルナンドバレー地区で、「非常に高スピードで」赤信号を無視して交差点に進入。左に曲がろうとしたところで別の車両と衝突し、電柱にぶつかった後ブロック塀に激突したという。相手にケガはなかったとのことだが、クラークはシートベルトを正しく着用していなかったといい、病院に搬送された後死亡が確認された。

 クラークはケンタッキー大学のフレッシュマンで、主にシューティングガードを務めた。2020年のマクドナルドオールアメリカンに選出されたエリートプレーヤーで、将来性も高く評価されており、『ESPN』が発表した『class of 2020』では10位にランキングしていた。

 同大学のジョン・カリパリヘッドコーチは、事故の発覚後声明を発表。「精神的に打ちのめされているし、悲しいよ。テレンスは美しい子で、彼の個性や笑顔にみんなが引き寄せられていた。今はそのニュースを理解するのは難しいし、みんながショックを受けている」と悲しみのコメントを寄せた。

 また、クラークのワークアウトに協力していたケンバ・ウォーカー(ボストン・セルティックス)は、23日(現地時間22日)に行われたフェニックス・サンズ戦後の会見で事故について聞かれ、「とても、とてもとてもタフなニュースだよ……。彼はとてもいい子だった。いつも笑顔で、いつも元気で、チャンスをつかもうとしていた。彼の家族に哀悼の意を表します」と話した。