2021.08.07

オーストラリアがスロベニアを撃破…ミルズの42得点で銅メダルを獲得/東京オリンピック

42得点9アシストの大活躍でオーストラリアを銅メダルに導いたミルズ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 8月7日、東京オリンピック バスケットボール男子の3位決定戦が行われ、オーストラリア代表スロベニア代表と対戦した。

 銅メダルを争う一戦は、立ち上がりからジョー・イングルスが連続得点を挙げ、オーストラリアがリードを奪う。終盤、スロベニアに逆転を許すも、パティ・ミルズの得点でリードを奪い返すと、マティス・サイブルが自身のスティールから速攻ダンクを決めて、第1クォーターを20-19で終える。

 続く第2クォーター、中盤までは激しくリードチェンジを繰り返すが、ミルズがこのクォーターだけで3本の3ポイントシュートを沈め19得点と躍動すると、終盤にはオーストラリアが一時は2ケタリードを奪う。スロベニアのルカ・ドンチッチにステップバックから長距離砲を決められ点差を詰められるが、終了間際にサイブルの豪快なランニングダンクが飛び出して、53-45で試合を折り返す。

 迎えた第3クォーター、ジョック・ランデールのバスケットカウントや、ミルズの連続得点でオーストラリアがリードを保つ。しかし、スロベニアのクレメン・プレペリッチの4点プレーや、ドンチッチにバスケットカウントを決められるなど、何度も点差を詰められる展開に。それでも、終盤にイングルスが連続で3ポイントを沈め、78-67と11点リードで最後の10分間へ。

 勝負の第4クォーター、序盤からスロベニアに得点を許し、一時は3点差まで詰め寄られてしまう。ダンテ・エクサムの連続得点でなんとか突き放すが、ドンチッチに連続で3ポイントを決められるなど、スロベニアが最後の抵抗を見せる。それでもミルズやイングルスを中心に得点を重ねたオーストラリアが、107-93で勝利。オーストラリアが銅メダルを獲得した。

 オーストラリアは、ミルズが42得点9アシストと獅子奮迅の活躍。さらにイングルスが16得点9リバウンド、ランデールが14得点、エクサムが12得点、サイブルが11得点をマークした。一方、スロベニアはドンチッチが22得点8リバウンド7アシスト、プレペリッチが18得点7リバウンドと奮闘したが、4位で大会を終えた。

■試合結果
スロベニア 93-107 オーストラリア
スロベニア|19|26|22|26|=93
オーストラリア|20|33|25|29|=107