2021.08.05

アメリカが4連覇に王手…怒涛の逆転劇でオーストラリアを破り決勝進出/東京オリンピック

逆転勝利でアメリカが4連覇に王手をかけた[写真]=fiba.com
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 8月5日、東京オリンピック バスケットボール男子の準決勝が行われ、アメリカ代表(FIBAランキング1位)がオーストラリア代表(同3位)と対戦した。

 準々決勝のスペイン戦に続き、序盤は苦戦を強いられるアメリカ。ケビン・デュラントの得点で先制こそしたものの、直後にオーストラリアのジョー・イングルズに立て続けに3ポイントを許して逆転されると、以降は追いかける展開に。第1クォーターでは追いつくことができず、18-24で最初の10分間を終える。

 第2クォーターに入ってもなかなか点差を詰めることができず、逆に残り5分36秒には13点差まで離されてしまう。それでもアメリカは、終盤にデビン・ブッカージェイソン・テイタムの3ポイントで追走すると、デュラントやジュルー・ホリデーも続き、42-45と3点差まで迫って試合を折り返す。

 後半に入ると、前半終盤の勢いそのままにアメリカが試合の主導権を握る。ホリデーの連続得点で一気に逆転すると、デュラントも3点プレーや3ポイントを成功させるなど12-0のランで圧倒。その後もザック・ラヴィーンがスティールから豪快なダンクを決めるなど、攻撃の手を緩めなかったアメリカは、74-55とリードを19点まで広げて最終クォーターへ。

 最後の10分間もドレイモンド・グリーンらがスコアを伸ばして、オーストラリアの追走を許さなかったアメリカ。結局そのままタイムアップを迎え、最終スコア97-78で決勝進出を果たし、大会4連覇へ王手をかけた。
 
 アメリカはデュラントがチームトップの23得点、ブッカーが20得点で続き、ホリデーやクリス・ミドルトンも2ケタ得点をマークした。一方、オーストラリアは15得点のパティ・ミルズを筆頭に3選手が2ケタ得点を記録するも勝利には届かず。銅メダル獲得をかけた3位決定戦に進むこととなった。

■試合結果
アメリカ 97-78 オーストラリア
アメリカ   |18|24|32|23|=97
オーストラリア|24|21|10|23|=78