2021.08.05

エースとして日本をけん引した八村塁「チームとしても個人としても成長できた」

平均22.3得点を挙げ、日本のエースとしてけん引した八村塁[写真]=Getty Images
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 45年ぶりのオリンピックに臨んだ男子日本代表。格上チーム相手に1勝を目指して戦ったが、予選ラウンド3戦全敗という結果に終わった。

 スペイン、スロベニア、アルゼンチンと同組に入った日本。初戦のスペイン戦では世界ランキング2位の強豪に堂々たる戦いを演じ、77−88と勝利まであと一歩まで迫った。しかし、続くスロベニア戦を81−116で落とすと、アルゼンチン戦も77−97で敗戦。予選ラウンド3連敗で大会から去った。

 チームトップの1試合平均22.3得点を記録し、日本のエースとしてけん引した八村塁(ワシントン・ウィザーズ)のコメントを、日本バスケットボール協会が掲載している。

 八村は、「このような悔しい結果になりましたが、チームとしても個人としても成長することができ、次のオリンピックやワールドカップにつながる大会になったことは良かったです」と総括。世界の強豪との対戦で大きな経験を得たようだ。

 さらに、「いつもはそれぞれ違うチームで戦っていますが、所属チームに帰ってもオリンピックの経験を忘れずに、2024年のパリオリンピックや2023年ワールドカップに向けて取り組んでいきたいです」と語っており、早くも次の大舞台へ目を向けている。

 日本のエースとしてチームを引っ張り、この大会で大きな経験値を積み上げた八村。10月からスタートするNBAではどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。世界最高峰のリーグでしのぎを削る背番号8の活躍に目が離せない。
 

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