2021.08.14
8月1日、男子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表は77−97でアルゼンチン代表に敗れた。
45年ぶりとなるオリンピック出場だったが、スペインに11点差、スロベニアに35点差、アルゼンチンに20点差で敗れ、3戦全敗で悔しい予選敗退となった。八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は厳しいマークを受けながらも、13得点11リバウンドをマーク。それでも歴史的1勝を勝ち取るには至らなかった。
八村の試合後のコメントを日本バスケットボール協会(JBA)が掲載している。
第1クォーターは無得点に終わるなど、アルゼンチンから厳しくマークされた八村は「今日の試合は相手にスカウティングされて、ボールを持たせないようにマークされました。また、ボールを持てば2〜3人が寄ってくるチームディフェンスができていました」とコメント。
さらに「それでも前半は、しっかりついていくこともできていましたが、後半は僕らのディフェンスが甘くなってしまい、このような結果になってしまいました」と敗因について言及した。
「3連敗という結果になりましたが、若いチームであり、僕自身はオリンピックは初めてですし、FIBAワールドカップと合わせても世界大会は2回目です。こういう経験をどんどん積んでいく必要があります。2年前のFIBAワールドカップと比べれば、確実に僕らもチームとして成長しています」
八村が語る通り、男子日本代表は今回45年ぶりのオリンピック出場と、国際舞台での経験値が少ない。現在23歳の日本のエースは、まだまだ多くの伸び代を残している。
「結果は出ていませんが、世界との差は縮まっていると思っていますし、感覚としてしっかり食らいついていました。NBA選手や海外で活躍する選手が増えていけば、日本代表ももっと強くなっていくと思いますし、これからが楽しみです」
アルゼンチンに敗れ、男子日本代表のオリンピックは終わった。しかし、八村は確かな手応えつかみ、今後の日本代表に大きな希望を持っているようだ。
前向きなコメントを残して大会を終えた彼は、NBAでの3シーズン目に挑むことになる。世界最高峰のリーグで戦い続ける背番号「8」の可能性は無限大だ。
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