2021.08.21
8月1日、男子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表は77−97でアルゼンチン代表に敗れた。
45年ぶりとなるオリンピック出場だったが、スペインに11点差、スロベニアに35点差、アルゼンチンに20点差で敗れ、3戦全敗で予選敗退となった。田中大貴(アルバルク東京)とともにキャプテンを務めた渡邊雄太(トロント・ラプターズ)は17得点9リバウンドをマークし、攻守に奮闘するも、最後はベンチで悔し涙を流した。
渡邊の試合後のコメントを日本バスケットボール協会(JBA)が掲載している。
「間違いなく、みんなが全力を出し切って戦うことはできました。3連敗し、悔しい気持ちしかないですが、ワールドカップのときのように負けたことに恥じる気持ちはありません」と初のオリンピックでの戦いを振り返った。
沖縄遠征からチームに参加した渡邊は「僕が合流した期間は短かったですが、入った初日から練習の雰囲気が2年前と比べてもぜんぜん違っていたと感じていました。みんながそれだけこのオリンピックに向けて、強い思いを持って臨めていたからです」とコメント。歴代最強と言われた男子日本代表は、メンタル面でもしっかりと強い気持ちを持って今大会に挑んでいたようだ。
「僕自身もプレー面でまだまだ成長しなければいけませんが、全員が100パーセント持っている力を出せたと思いますし、この結果にも悔いはないです」と渡邊は締め括った。
彼の攻守に渡ってハッスルするプレーやコート上でのキャプテンシー。さらにベンチでも声を出し続ける献身性など、日本代表を引っ張る姿は、ファンの心に深く刻まれたのではないだろうか。
今年の10月から渡邊は、4シーズン目となるNBAでの戦いに挑む。彼はより大きく成長した姿で、日本代表に帰ってくるだろう。
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