2021.08.01
「リバウンドのところで相手に圧倒されたのは、一昨日(ベルギー戦)に続いて反省点です」
7月11日、「日本生命カップ 2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合 2021(沖縄大会)」の第3戦でフィンランド代表に敗れた日本代表(71-76)。試合後、リモート会見に参加した渡邊雄太はこう試合を振り返った。
今大会から日本代表に合流した渡邊は、3ポイントシュートにダンクシュート、時にタフなシュートをねじ込んだり、迫力あるブロックショットを見せたりと、攻防においてアグレッシブなプレーでけん引。それだけでなく、田中大貴(アルバルク東京)とともに務めるキャプテンとしても声を出して仲間を鼓舞した。
「2年前は(篠山)竜青さん(川崎ブレイブサンダース)が声を出して盛り上げるポジションにいてくれたので、今回はプレーでも、盛り上げる部分でも自分がやっていかないとと思い意識的にやっていました」と渡邊はリーダーシップについての思いを語る。
この沖縄大会で日本は、ハンガリー、ベルギー、フィンランド代表と試合を行い、成績は1勝2敗。「3試合とも最後まで状況がどうあろうと集中を切らさずにチームとして戦えたことは大きな手応えだと思います」と渡邊。さらには「ベルギー戦や今日の試合(フィンランド戦)にしてもリードされている状況の中でしっかりとファイトバックして接戦まで持ち込めたのは成長できている証」と胸を張った。だが一方で、「でも、勝ち切れていないので、その力がないのは自分たちの課題。ディフェンスのローテーションの速さやリバウンドのボックスアウトなど、自分たちが何をしないとけないのかは一人ひとりが反省すべきかなと思います」と冷静に今後の修正点も口にした。
東京オリンピックまであと2週間となった今、次は7月16日の「日本生命カップ 2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合 2021(埼玉大会)」でのベルギー戦と、7月18日の「SoftBankカップ 2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合(埼玉大会)」でのフランス戦がオリンピックに向けた腕試しの場となる。
「(埼玉では)ベルギーとまた再戦できるということで、今回負けている分、次は勝って終わりたいです。ようやく12人がそろってプレーができるのも楽しみで、時間のない中でどれだけケミストリーを高めていくかが大事になってくると思います。初戦のベルギー戦は自分たちのバスケットをしっかりやりリベンジ出来たら」と渡邉は、いよいよ八村塁(ワシントン・ウィザーズ)や馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)らが合流して迎える強化試合に意欲を見せいていた。
文=田島早苗
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