2021.07.12
7月11日、FIBA U19ワールドカップの15位〜16位決定戦が行われ、今大会6連敗中の日本代表は、同じく全敗の韓国代表との対戦に臨んだ。
日本は山﨑一渉(仙台大学附属明成高校)、米山ジャバ偉生(専修大学)、ハーパーローレンスJr(東海大学)、元田大陽(東海大学)、木林優(筑波大学)の5人でワールドカップ最終戦に臨んだ。
日本は山﨑のバスケットカウントによる3点プレーで先制すると、ローレンスJrのフリースローと木林の3ポイントシュートで追加点を重ね、幸先のいいスタートを切る。しかし、その後は連続失点を許し、中盤には逆転されてしまう。それでも、終了間際に小川敦也(筑波大学)の長距離砲が決まり、22-24と2点ビハインドで最初の10分間を終えた。
続く第2クォーター、立ち上がりから7-0のランを作られ、点差を広げられてしまう。日本は菅野ブルース(仙台大学附属明成高等学校)の3ポイントでこのクォーター最初の得点を奪うものの、試合の主導権を韓国に握られる苦しい展開に。それでも、金近廉(東海大学)が2本の外角シュートを沈め同点に追いつくと、山﨑が連続3ポイントで続き、終盤には一時逆転に成功する。最後は互いに譲らず47-47と同点でハーフタイムへ。
第3クォーター前半は互いに拮抗した展開となり、リードチェンジを繰り返す。しかし、韓国に徐々にペースを握られると、最後の2分間は日本の得点が止まってしまう。それでも、残り10秒に山﨑がフリースローでなんとか得点をつなぎ、66-71と5点ビハインドで最終クォーターを迎えた。
勝負の第4クォーター、得点が伸びない日本は残り6分50秒に、この試合最大となる11点のビハインドを背負う。それでも、山﨑と金近が次々と長距離砲を沈めて粘り強く戦うと、終盤には7連続得点を奪い、残り1分1秒に1点差まで詰め寄ることに成功する。
その後、韓国にフリースローで追加点を奪われ3点を追う日本は、残り22秒に岩下准平(福岡大学附属大濠高校)の得点で再び1点差に。ファウルゲームを仕掛けるが、再び3点差とされると、最後は同点を狙うシュートを組み立てることができず、92-95で接戦を落とした。
5本の3ポイントを沈めた山﨑は、日本代表の今大会最多となる32得点に加え、9リバウンドをマーク。さらに金近が5本の3ポイントを含む17得点、ローレンスJrが10得点13リバウンド13アシストのトリプルダブルと奮闘するも、7戦全敗で大会を終えた。
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