2021.07.26

世界ランク2位のスペイン代表に食らいつくも、男子日本代表は悔しい敗戦/東京オリンピック

チームトップの20得点を挙げた八村塁[写真]=Getty Images
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 7月26日、東京オリンピック男子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表がスペイン代表と対戦した。

 1976年のモントリオール大会以来45年ぶりの出場となった男子日本代表。スターティング5は田中大貴アルバルク東京)、馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、ギャビン・エドワーズ千葉ジェッツ)の5人で臨んだ。

 立ち上がり、日本代表はスペイン代表の激しいディフェンスを前に攻撃の糸口をつかめず、なかなか得点を奪うことができない。その一方でリッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やマルク・ガソル(ロサンゼルス・レイカーズ)を中心としたオフェンスを止められず、開始4分で11得点を挙げられてしまう。だが、その後渡邊雄が3ポイントシュートにバスケットカウントと次々と得点を沈めると、富樫勇樹千葉ジェッツ)が終了間際に得点し、14−18で第1クォーターを終える。

富樫が第1クォーター終了間際に得点を挙げ、チームに勢いを与えた[写真]=Getty Images


 続く第2クォーター、開始早々に馬場がスティールから豪快なダンクを叩き込んでチームに勢いを与えると、富樫と八村が3ポイントシュートを成功させ、中盤に26−26と同点に追いつく。この勢いのまま逆転したいところだったが、ルビオの3ポイントシュートを皮切りに次々と得点を沈められ、一気に点差を離されてしまう。同点に追いついて以降、日本代表が挙げた得点は八村の2得点のみと相手の勢いに飲まれてしまい、28−48と大量リードを許して試合を折り返す。

 20点のビハインドを持って迎えた第3クォーター、序盤こそ付かず離れずの展開となるが、エドワーズの3ポイントシュートで流れを引き寄せ、途中出場の金丸晃輔島根スサノオマジック)も得意の3ポイントシュートを2本成功。55−69と点差を縮めて第4クォーターへ突入する。勝負の最優クォーター、立ち上がりに富樫の活躍で10点差まで追いつくと、その後も八村を中心としたオフェンスで粘り強く得点を重ね、スペイン代表に食らいつく。試合終盤には八村、渡邊雄が立て続けに3ポイントシュートを成功させたほか、速攻から馬場が得点を沈めて1ケタ差まで追い上げたものの一歩及ばず、77−88で試合終了。男子日本代表は黒星発進となった。

渡邊雄太らの活躍で日本代表が終盤に粘りを見せた[写真]=Getty Images


 日本代表は八村が20得点でチームハイを記録したほか、渡邊雄が19得点、富樫、金丸、エドワーズの3選手が8得点を挙げた。勝利したスペイン代表は、ルビオが20得点9アシスト、ビクトル・クレベールが13得点、マルク・ガソルが12得点をマークした。

■試合結果
日本 77−88 スペイン
日  本|14|14|28|21|=77
スペイン|18|30|21|19|=88

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