2021.10.23
8月1日、男子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表は77−97でアルゼンチン代表に敗れた。
オリンピックの予選ラウンドは、スペインに11点差、スロベニアに35点差、アルゼンチンに20点差で敗れ、3戦全敗での悔しい敗退となった。馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)は2本の3ポイントシュートを含む18得点7リバウンド3アシストをマークし、攻守に渡って存在感を発揮した。
馬場の試合後のコメントを日本バスケットボール協会(JBA)が掲載している。
試合を振り返り「(八村)塁に対してのディフェンスが激しくなることは試合前から分かっていました。また、塁だけでは勝てないことも分かっていましたし、誰かがステップアップしなければならないなかで、その役割が自分だという確信もありました。これまでの2試合はチームに迷惑をかけ続けてきたので、最後はチームに貢献したい思いで必死にプレーしました」とコメント。
馬場はディフェンスでの貢献はあるものの、初戦のスペイン戦は7得点、続くスロベニア戦は4得点とオフェンス面ではリズムをつかめていなかった。それでもアルゼンチン戦ではチームハイの得点を挙げる活躍で、見事なステップアップを見せた。
45年ぶりとなるオリンピックは、日本代表にとって世界の強豪国への挑戦となった。「世界のトップレベルと対戦する経験はまだまだ足りません。その部分で、このオリンピックを通して、自分たちの実力を試すことはできました。個人としては、結果次第では無限大にも先につながる試合でしたので、楽しみながらも責任を感じながらプレーしていました」
最後に馬場は「(フリオ・)ラマスヘッドコーチの指導や強化し続けていただいたおかげで、日本のバスケは少しずつ力をつけてきています。それをこの舞台で証明したかったのですが、まだまだ力が足りませんでした。でも、これで終わりではないです。次につなげる意味でも、すごく大事な大会となりました」と大舞台での戦いを総括した。
馬場は日本を飛び出して、海外に挑戦の場を移した。オーストラリアでのシーズンは、チャレンジの連続だっただろう。さらなるステップアップへ向けて、彼の挑戦はまだまだ続いていく。
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