2021.08.02
8月1日、東京オリンピック バスケットボール男子の予選ラウンドが行われ、日本代表がアルゼンチン代表と対戦した。
2連敗で後がない日本代表は、スロベニア戦で肩を痛めたギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ)が欠場。田中大貴(アルバルク東京)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)とスモールラインナップの5人がスタメンに名を連ねた。
第1クォーター、ファクンド・カンパッソの3ポイントシュートで先制された日本は、馬場がドライブから得点を挙げると、比江島も続いて一時はリードを奪う。3ポイントを中心に得点を重ねるアルゼンチンに対して、日本は田中がフリースローで得点を繋ぐと、比江島が3ポイントを含む連続得点を挙げ、なんとか拮抗した展開とする。それでも中盤以降はアルゼンチンの巧みなパス回しから、マルコス・デリアに次々と得点を重ねられると、日本は16-26と10点ビハインドで最初の10分間を終える。
続く第2クォーター、序盤に渡邊のこの試合最初の得点が生まれると、馬場がダンクで追加点を挙げる。さらに、何度もオフェンスリバウンドに食らいついた日本は、渡邊がバスケットカウントを貰い、3点プレーを成功させる場面も。残り3分24秒、富樫勇樹(千葉ジェッツ)のアシストから、八村がこの試合最初の得点をダンクで奪うと、その後は馬場や渡邊の速攻で1ケタ点差に詰めることに成功。最後はオフェンスリバウンドを奪った馬場がボールを押し込み、38-46で試合を折り返す。
8点ビハインドで迎えた第3クォーター、立ち上がりに馬場と八村が速攻から得点を挙げると点差は4点に。しかし、すぐに点差を2ケタに戻されてしまうと、日本は田中のミドルシュートや馬場の長距離砲でなんとか食らいつく展開に。それでも最後は、ニコラス・ブルッシーノの連続3ポイントで突き放され、53-65と12点差で最終クォーターへ。
勝負の最終クォーター、序盤からカンパッソとルイス・スコラのコンビネーションを止められず、次々と得点を許す。日本は張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)や八村の3ポイントで得点を重ねると、馬場が自身のスティールからダンクを決める。しかし得点の入れ合いとなった日本は、ジワジワと点差を離されてしまう。それでも八村がドライブから豪快なダンクを決めると、今度は渡邊がタフショットを沈める。最後まで得点を重ね続けた日本だったが、77-97と20点差で敗れた。
アルゼンチンは、スコラが5本の3ポイントを含む23得点10リバウンド、カンパッソが5本の3ポイントを含む17得点11アシスト7リバウンド、ガブリエル・デックが16得点、デリアが14得点7リバウンドをマークし、今大会での初勝利を挙げた。
一方、日本は馬場が18得点7リバウンド3アシスト、渡邊が17得点9リバウンド、八村が13得点11リバウンド、比江島が13得点3アシスト、田中が10得点3リバウンド3アシストをマーク。45年ぶりとなったオリンピックの大舞台で3戦全敗となり、悔しい結果となった。
■試合結果
アルゼンチン 97-77 日本
アルゼンチン|26|20|19|32|=97
日 本|16|22|15|24|=77
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