2021.10.01

アメリカ代表の次期ヘッドコーチの有力候補はウォリアーズのスティーブ・カーHCか?

ポポヴィッチ(右)の後任候補となっているカー(左)[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 10月1日(現地時間9月30日、日付は以下同)。『Substack』のマーク・スタイン記者はアメリカ代表の次期ヘッドコーチ(HC)の有力候補にスティーブ・カーHCが挙がっていると報じた。

 東京オリンピックで大会4連覇を達成したアメリカ代表は、2005年からマネージングディレクターを務めていたジェリー・コランジェロが退任し、グラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)が後任となり、現在はグレッグ・ポポヴィッチHC(サンアントニオ・スパーズ)に代わる新たな指揮官の選定を進めている。

 今季でゴールデンステイト・ウォリアーズの指揮官として8シーズン目を迎えるカーHCは、昨季まで547試合を指揮して376勝171敗、プレーオフでは105試合で77勝28敗を残し、15年から19年にかけて5年連続でNBAファイナル進出、そのうち3度優勝した実績を持つ。

 そしてポポヴィッチHCの下で同代表のアシスタントコーチ(AC)を務めており、今夏の東京五輪や2019年のFIBAワールドカップも経験している。

 マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHCも候補の1人となっているものの、今夏にアメリカ代表の練習相手を務めたセレクトチームの指揮官であり、国際大会でアメリカ代表を指揮した経験はないことから、やはりカーHCの方が有力か。

 ヒルは先日、今季のレギュラーシーズン開幕前に次期HCを決めたいと発言していたことから、選定も大詰めを迎えているのだろう。