2021.12.11

ウィザーズ指揮官が八村塁の状態に言及…「彼は次の遠征に帯同する」

復帰へのステップとして「次の遠征に帯同する」ことが発表された八村[写真]=Getty Images
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 12月11日(現地時間10日、以下同)、八村塁が所属するワシントン・ウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチがメディア対応を行った。

 現在東地区5位につけるこのチームにとって、重要な得点源のひとりである八村だが、今シーズンは開幕から個人的な事情でチームを離れており、11月に入ってようやくチームに合流した。そんな彼の状態について、指揮官は「まだコンタクト練習は制限している」とコメント。しかし、「私の希望だが」と前置きをして「来週から毎日コンタクト練習を行ってくれれば」とも話し、八村に対する期待をうかがわせた。

 また、「今すぐとは言わない」とした上で「次第に5対5の練習に導入していきたい」とも口にしたアンセルドJr.HCは、練習参加までの時間について「2週間ほどで(5対5に)参加できているといい」と言及。さらに、記者から「(八村は)次の遠征に帯同するか」と問われた同氏は「Yes.(帯同する)」と即答。八村が順調に復帰までのステップをこなしていることを示唆した。

 一方で、チーム練習に完全に参加していないことから、八村とチームメートのケミストリーを心配する声もあることだろう。しかし、彼の振る舞いを見ていると、そんな心配は無用なようだ。

 12月11日のウィザーズ公式ツイッターによると、なんと八村はチームメイトに少し早めのクリスマスプレゼントを贈ったようだ。同日に行われた記者会見でアンソニー・ギルは、八村の練習復帰についての質問に笑顔で「彼が帰ってきて本当によかった」と返答。その後、ギルは「この腕時計をみんなにプレゼントしてくれたんだ」と記者たちに報告。「塁は本当にいい奴だ」と、嬉しそうに語っていた。

 世界的な腕時計ブランドのG-SHOCKのアンバサダーも務める八村。今年8月に発表された自身にとって2本目のシグネチャーモデルをチームメイト全員にプレゼントするなど、彼の人柄の良さがあふれるエピソードだった。

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