欠場中もウィザーズに帯同するエースをHCが称賛「若手にとって彼の影響は大きい」

シーズン全休となっても変わらずリーダーシップを発揮しているビール[写真]=Getty Images

　3月4日（現地時間3日）、ワシントン・ウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチが行った会見の模様を、クラブ公式Twitterが動画で伝えた。

　ウィザーズの指揮官はトレードにより加入し、現在は膝の故障から復帰を目指すクリスタプス・ポルジンギスについて「今日はいい練習ができた。1対1のほかにも、ほんの少しだが5対5に参加した。本当はそのメニューを予定していなかったが、彼はもっと練習したくてたまらなかったみたいだ」と語り、貴重な新戦力が順調に回復している様子を明かした。

　それでも、「少し（実戦形式を）味わうことができて良かったと思う。引き続き、様子をチェックして進めていくよ」と語っており、大きな新戦力がウィザーズの一員としてデビューするにはもう少し時間が必要なようだ。

　ポルジンギスのプレースタイルについては「イメージはあるが実戦でどんな働きをするか、彼がほかの選手とどう噛み合うのか見てみたい」と語ると、さらに「ブラッド（ブラッドリー・ビール）は今不在だが、彼が復帰したときには戦力が揃うので、その前に万全なポルジンギスを見たい」と先を見据えたコメントを残した。

　そのビールは、左手首の手術によりシーズン全休が決まっているが、現在もチームに帯同していると指揮官は明かした。「彼がチームの周りに常にいることは大きいよ。ケガした選手がチームから距離を置くことはよくあるが、ベンチから応援して選手を励ましたり、修正点を教えたりしてチームを助けてくれる。素晴らしいリーダーシップだ」。

　とくに「若手選手にとって彼の影響力は大きい」と話すアンセルドJr.HCは、「コート上でプレーしていなくても、このチームにとって貴重な存在だ」とエースを評価した。

　現在、ウィザーズはホーム3連戦を戦っている最中だ。初戦となったデトロイト・ピストンズ戦に勝利したチームは、明日5日にアトランタ・ホークス戦に臨む。