2022.09.27

ウィザーズの今季を左右するトリオ…ビール、ポルジンギス、クーズマが日本で初共演!

ウィザーズで初のフルシーズンに臨むポルジンギス[写真]=Getty Images
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 9月24日(現地時間23日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズがメディアデイを行ない、選手たちが写真撮影ならびに会見へ応じた。

 ウィザーズは30日と10月2日にプレシーズンゲームとして、さいたまスーパーアリーナでゴールデンステイト・ウォリアーズとの「NBAジャパンゲームズ2022」を2試合こなすことになる。

 昨季覇者ウォリアーズは、今季も豪華戦力を有しており、フランチャイズ史上2度目のNBA連覇に向けて視界良好。ステフィン・カリークレイ・トンプソンドレイモンド・グリーンというビッグ3、その周囲にはアンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プール、ケボン・ルーニーという基盤が健在。さらに大ベテランのアンドレ・イグダーラや新加入のドンテ・ディビンチェンゾ、ジャマイケル・グリーン、若手のジョナサン・クミンガやモーゼス・ムーディー、ジェームズ・ワイズマンといった選手たちがそろっている。

 ではウィザーズの今季ロスターで“ビッグ3”をセレクトするならば、誰になるだろうか。26日に『NBC Sports Washington』へ公開された記事の中では、今季初めてコートで共演するブラッドリー・ビールクリスタプス・ポルジンギスカイル・クーズマが注目トリオとして紹介されていた。

 ビールは今季で在籍11年目の最古参かつトップスコアラー、ポルジンギスはオールスター選出経験のある221センチのビッグマン、クーズマは20年にロサンゼルス・レイカーズで優勝経験のあるフォワード。だが昨季ビールは左手首のケガにより途中離脱していたため、昨季途中に加入したポルジンギスとは公式戦でプレーできていない。この2人に先発パワーフォワードとして攻防両面で光る活躍を見せたクーズマを加えた3選手が、今季のウィザーズを引っ張ることとなる。

 ウィザーズにはビールとポルジンギスという平均20.0得点以上を残した実績を持つ2選手がおり、そのほかにもクーズマやウィル・バートン、モンテ・モリス、八村塁など、平均2ケタ得点が見込める選手たちが複数いることから、オフェンス面に関してはチームケミストリーを構築していけば大きな問題になることはないだろう。ただ、昨季ディフェンシブレーティングでリーグ25位(113.6)に終わったディフェンスは、2シーズンぶりのプレーオフ出場を目指すうえで改善することが必須となる。

 複数のポジションをガード可能なスイッチディフェンダーとして今季も期待大のクーズマはこう話す。

「難しい質問だね。確かに、僕らはみんな得点できるけど、ディフェンスがこのチームにとって重要になってくる。僕ら3人(ビール、ポルジンギス、クーズマ)にとって重要なら、このチームにいる全員もそれに合わせていくことになる。それがうまくいくかどうかだね」。

 今季のチームにはデロン・ライト、タージ・ギブソンというディフェンスに定評のあるベテランが加わった。それでも、クーズマは「僕らにとってディフェンスがどれだけ重要なのか、そこが心配なんだ。僕ら3人にとって重要なら、それは皆にとっても重要になってくるから」と話していた。

 とはいえ、ビールとポルジンギスが織りなす2メンゲームは破壊力抜群で、今季のウィザーズにとって最大の強みとなるに違いない。ビールはリーグ有数の高さに加えてシュート力をはじめとする多彩なスキルを兼ね備えたポルジンギスとのプレーに大きな期待を寄せていた。

「彼はたぶん僕のキャリアの中で一緒にプレーするベストなビッグマンだ」

「彼はたくさんの人たちが間違っていたんだと証明してくれるさ。見ていて楽しくなるはずさ」

 ビールの新たな相棒となるポルジンギスも「ブラッドは多くの注意を引きつける。僕はビッグマンとして、例えばスクリーンをセットしてビールに向けて群がっているディフェンスを引きはがすことになるだろうね」と話しており、自信を見せていた。

 プレシーズンゲームとはいえ、ジャパンゲームズでビールとポルジンギスによる魅惑のデュオがコートでデビューすることは、ウィザーズにとっても楽しみでしかないだろう。

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