2022.08.10

グリーンがポッドキャストでクーズマを賞賛…レイカーズ優勝時は「シューターに徹した」

グリーン(左)が自身のポッドキャストにクズマ(右)を招待[写真]=Getty Images
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 8月4日(現地時間3日)、ドレイモンド・グリーンゴールデンステイト・ウォリアーズ)が司会を務めるポッドキャスト『The Draymond Green Show』の新作が公開。今回はカイル・クーズマワシントン・ウィザーズ)がゲストに迎えられ、リーグの流行やウィザーズでの出来事など、様々なトピックについてトークが繰り広げられた。

 対談の途中では、クーズマが2017-18シーズンから4年間に渡って在籍したロサンゼルス・レイカーズの話題に。2019-20シーズンにはブランドン・イングラム(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)をトレードし、レブロン・ジェームズアンソニー・デイビスらを擁して王座に輝いたレイカーズだが、グリーンはこの優勝にクーズマが大きく貢献したと語った。

「勝つことを理解していない人々の中には『イングラムはオールスターになったのだから、あのトレードは間違いだ』という人もいるだろうね。でも、彼らは優勝したんだ。イングラムが君より優れていたとしても、そのチームが勝てるかは分からない。君とKCP(ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ)はシューターに徹したんだ」

 レブロンの加入1年目である2018-19シーズンのスタッツを見てみると、1試合あたりの3ポイントシュート平均試投数はクズマが4.5本、イングラムが1.8本と2倍以上の差がある。優秀なパサーであるレブロンの能力を活かすために、アウトサイドシュートを打てるクーズマを優先させたレイカーズの判断は正しかったとグリーンは考えているようだ。

 ロンゾ・ボール(現シカゴ・ブルズ)、イングラム、ジョシュ・ハート(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)らと将来のレイカーズを担う『ヤングコア』に据えられていたクーズマだが、デイビスのトレードで他の3人はレイカーズを去っててしまう。そんななかでも、自身の役割を遂行してリングをいち早く獲得できたことは彼にとって報われる出来事だったと言えるだろう。

「すべての部品がかみ合わないと、優勝にはたどり着けない」とグリーンが語ると、同意を示したクーズマ。頂点を経験してきた者同士、リングを獲得するのに必要な要素は心得ているといった様子を見せる両名であった。

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