2022.03.09

スパーズのグレッグ・ポポヴィッチHCがレギュラーシーズンの歴代最多勝記録に到達

スパーズのポポヴィッチHC(左)[写真]=Getty Images
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「もちろん喜ばしいことだ。我々が相手でなかったら良かったんだがね。でもポップこそベストだ」。

 そう語ったのは、ロサンゼルス・レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)。3月8日(現地時間7日、日付は以下同)のサンアントニオ・スパーズ戦で、レイカーズは110-117で敗れ、スパーズが今季25勝目を手にした。

 そしてこの日、ポップこそグレッグ・ポポヴィッチHCがレギュラーシーズン通算1335勝目(693敗)に到達。最優秀コーチ賞に3度輝き、ミルウォーキー・バックスやゴールデンステイト・ウォリアーズ、ダラス・マーベリックスなどを指揮してきたドン・ネルソンが保持するNBA歴代最多勝利数に並んだのである。

 通算31シーズンで到達したネルソンに対し、ポポヴィッチは1996-97シーズン途中から今季までスパーズ一筋で指揮を執り、通算5度(99、2003、05、07、14年)の優勝も手にした名将は、約26シーズンで達成しており、通算65.8パーセントという高い勝率を誇っている。

 もっとも、スパーズ在籍4シーズン目のヤコブ・パートルが「皆はポップのことを知ってるよね。僕は彼がそういったことを気にしているとは思えない。次(の試合)に勝ってもね。彼はそういう人間なのさ」と話したように、試合後にこの記録についてポポヴィッチHCは口にせず、選手にも話さなかったという。

 とはいえ、10日のトロント・ラプターズ戦をはじめ、スパーズには今季残り17試合あることから、ポポヴィッチHCがヘッドコーチとしてNBA歴代勝利数で単独トップとなることは確実視されている。

 シーズン中とはいえ、この歴史を塗り替えた時、ポポヴィッチHCはどんな反応を見せてくれるのかは気になるところだ。

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