2022.04.27

ビラノバ大を2度のNCAA優勝へ導いたジェイ・ライトが将来NBAチームで指揮を執る可能性は?

先日ビラノバ大の指揮官を引退したライト元HC[写真]=Getty Images
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 4月27日(現地時間26日、日付は以下同)。昨年バスケットボール殿堂入りを果たしたジェイ・ライトが『ESPN』の番組へ出演し、今後のプランについて語った。

 21日にビラノバ大学のヘッドコーチ(HC)から退いたライトは、2001-02シーズンから今季まで同大で指揮を執り、今季を含めてNCAAトーナメントのファイナル4(準決勝)へ4度進出し、16年と18年にNCAAチャンピオンへと導いた名将。

 現在は同大のスペシャルアシスタントという役職となったライトは、将来NBAのチームでコーチを務める可能性があることを示唆していた。

「今すぐではない。ただ、そのことは常に私が考えていたことだ。オリンピックで得た経験が、ニーズを満たしたような気がする。あそこで少しできたからね。そして私は彼らを指導することが大好きだった」。

 ライトは昨夏まで、グレッグ・ポポビッチHC(サンアントニオ・スパーズHC)の下、スティーブ・カー(ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)、イメ・ユドーカ(ボストン・セルティックスHC)、ロイド・ピアース(前アトランタ・ホークスHC)らと共にアメリカ代表チームのアシスタントコーチ(AC)を務めており、東京オリンピックで金メダルを獲得。

「今の私には、間違いなく休息が必要なんだ。ビラノバでこのポジションを得たことを楽しみにしている」と口にするも、「でも正直なところ、将来についてはどうなるか分からないね」とNBAチームで指揮を執る可能性について否定することはなかった。

 ライト前HCの下、ビラノバ大は数多くの選手たちをNBAに送り込んできた。その中にはカイル・ラウリー(マイアミ・ヒート)というオールスター選手や、ミケル・ブリッジズ(フェニックス・サンズ)にジェイレン・ブランソン(ダラス・マーベリックス)、サディック・ベイ(デトロイト・ピストンズ)といった所属チームで主力を務める選手もいる。

 近い将来、ライトがNBAチームで指揮を執ることを決断すれば、新たな指揮官を求めるチームや教え子たちから熱い視線を浴びることだろう。