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6月24日(現地時間23日、日付は以下同)に開催されたドラフトで、マイアミ・ヒートが1巡目27位で指名したのは、セルビア出身のニコラ・ヨビッチだった。
208センチ93キロのサイズを持つスウィングマンは、ガードとフォワードをこなす選手で、ボールハンドリングにペイントアタック、3ポイントなど難なくこなすことが可能な19歳。
「僕にとって、パーフェクトフィットすると思う。彼らはタイトルを勝ち取れるコンテンダーだからね。僕は負けず嫌いだから、どんな試合でも勝とうとしている。だから、このチームは僕にとってパーフェクトフィットすると思っている」。
ヨビッチを指名したヒートは、今季レギュラーシーズンでイースタン・カンファレンス1位の53勝29敗を残し、プレーオフではカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がり、ボストン・セルティックスとの第7戦であと一歩のところで惜敗し、NBAファイナルを逃した強豪チーム。
このチームにはジミー・バトラー、カイル・ラウリーというリーグで実績を積んだベテランが複数おり、ヨビッチにとっては最高な環境に映っているという。
「パーフェクトだと思うのは、彼ら(バトラーやラウリーたち)から多くを学べるから。いつも、24/7(1日24時間、1週間すべての7日間)でね。これからたくさん学べるんだと確信している。僕はいつだって、もっともっと経験を積もうとしている。彼らと一緒に過ごすことで、新しいことを学べるさ」。
外国籍出身選手たちにとって、NBAでプレーし、チームへ順応するためには環境へのアジャストもポイントになってくるのだが、幸い、ヨビッチは特に問題視していないようだ。
「ドラフトのプロセスでここに着いてから、かれこれ1か月間はマイアミにいたんだ。この街は最高さ。気候もパーフェクトだしね。ここでたくさんの人に会って、本当にいい人たちだった。
だからマイアミが好きなんだ。面白いのは、アメリカに着いて最初の街がマイアミだったこと。だから僕にとっては完璧なのさ」。
今後ヨビッチは、7月3、4日に開催されるカリフォルニア・クラシック、あるいは8日からラスベガスで始まるサマーリーグに出場して徐々にNBAの水に慣れていくことが求められる。
ちなみにこのルーキー(Nikola Jovic)は、デンバー・ナゲッツに所属し、2シーズン連続でMVPに輝いたセルビア出身のニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)とスペルが1文字違いではあるものの、特に親しいわけではないと話していた。
「僕らが互いのことをよく知っているとは思えないね。僕らが持つバスケットボールIQとパス能力については比較できることなのかもしれない。もちろん、彼はそれを別次元のレベルでこなすけどね。それに当然、僕は楽しみにしているよ。彼とは会ったことがないから、彼と直接会って対戦できることが楽しみだね」。
ヒートは現在リーグ有数の戦力を有しているだけでなく、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)をはじめとするコーチングスタッフ陣による若手の育成に定評があるチーム。ヨビッチがルーキーシーズンですぐさま先発起用されることは厳しいだろうが、ベテラン陣から多くを学ぶことができるだけに、今後のキャリアにおいて大きなプラスとなるのではないだろうか。
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