2022.06.21

肉体派PJ・タッカーがフリーエージェントへ…経験豊富なベテランはヒートと再契約か?

NBAキャリア11シーズン目を終えたタッカー[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 6月21日(現地時間20日)。マイアミ・ヒートPJ・タッカーが、プレーヤーオプションとなっている来季契約を破棄して今夏制限なしフリーエージェント(FA)になると『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 タッカーの来季契約は735万ドル(約9億9225万円)だったものの、このオプションを破棄することで、どのチームとも契約可能なFAに。37歳の大ベテランは、196センチ111キロの頑強な身体を駆使した肉弾ディフェンスとタイムリーな長距離砲を持ち、プレーオフチームで奮戦を続けてきた。

 昨季途中まではヒューストン・ロケッツ、その後ミルウォーキー・バックスへトレードで移籍してチャンピオンに輝くと、今季はヒートへ加入して71試合の出場で平均27.9分7.6得点5.5リバウンド2.1アシストに3ポイント成功率41.5パーセント(平均1.1本成功)をマーク。

 今プレーオフで、ヒートはイースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦でボストン・セルティックスに惜敗し、惜しくもNBAファイナル進出を逃したとはいえ、タッカーはポストシーズン18試合の出場で平均28.3分7.9得点5.7リバウンド1.8アシストに3ポイント成功率45.1パーセント(平均1.3本成功)を残した。

 そのベテランがFAになることで、同記者はチャンピオンシップを狙うチームが獲得争いへ参戦する見込みと報じているものの、『AP』のティム・レイノルズ記者によると、タッカーがヒートを退団するのではなく、マイアミはこの男をキープして戦っていくようだ。シーズン終了時、タッカーはこのチームへ戻ってきたい旨をチームメートたちへ話していたと報じている。

PJ・タッカーの関連記事