2023.05.03

シクサーズのPJ・タッカーが珍記録…約37分プレーもFG・FTの両方で試投数0本に

またしても珍しい記録を達成したタッカー[写真]=Getty Images
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 5月2日(現地時間1日)、「NBAプレーオフ2023」のイースタン・カンファレンス・セミファイナルが開催され、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはボストン・セルティックスと対戦。シクサーズは大黒柱のジョエル・エンビードを欠くなか、ジェームズ・ハーデンがゲームハイの45得点を挙げ、119-115での勝利に貢献した。

 そんななか、シクサーズを支えたベテランのPJ・タッカーが珍事とも言える記録を達成したようだ。タッカーはセルティックスとの第1戦で36分36秒のプレータイムを得た一方、フィールドゴール・フリースローの両方で試投数0本をマーク。『ESPN Stats & Info』によると、ショットクロックが導入された1954-55シーズン以来、プレーオフでフィールドゴールもしくはフリースローを1本も打たなかった選手で最も長い出場時間になったという。

 積極的にスコアを狙うプレーヤーではないものの、3ポイントシュートやゴール下の合わせなどで得点を奪うシーンを幾度も見せてきたタッカー。GAME1では無得点に終わったものの、5リバウンド1アシスト2スティールと要所で活躍を見せた。

 なお昨年11月には、出場時間が公式スタッツになった1951-52シーズン以来、タッカーは最低25分出場しながら4試合連続で無得点に終わった初の選手にもなっている。

 あえて打たないのか、それとも打つ機会が巡ってこないのかは不明だが、またしても珍しい記録を打ち立てたタッカー。それでも先発として豊富なプレータイムを得ていることから、シクサーズにとって彼の役割は得点以外にあるのかもしれない。

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