2023.12.13

クリッパーズが今季最長の4連勝も、ベテランのPJ・タッカーはローテーション外に

今季序盤のトレードでクリッパーズ入りしたタッカー[写真]=Getty Images
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 12月12日(現地時間11日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズは、ホームのクリプトドットコム・アリーナでポートランド・トレイルブレイザーズを132-127で下した。

 この試合ではカワイ・レナードが34得点6リバウンド5アシスト3スティール、ポール・ジョージが20得点8リバウンド8アシスト、ジェームズ・ハーデンが20得点7リバウンド7アシスト2ブロック、イビツァ・ズバッツが18得点6リバウンド2ブロック、ノーマン・パウエルが16得点2ブロック、ラッセル・ウェストブルックが12得点6アシストを記録。

 12日を終えた時点で、クリッパーズはウェスタン・カンファレンス8位の12勝10敗。現在は今シーズン最長の4連勝を飾っており、チームは一時の不振から好転していると言えるだろう。

 ただし、その一方で先月のトレードでハーデンとともにフィラデルフィア・セブンティシクサーズから移籍したPJ・タッカーが、11月28日のデンバー・ナゲッツ戦を最後にコートへ立てていない。

 196センチ111キロという屈強な肉体を持ち、スクリナーやディフェンダー、3ポイントシューターとして裏方的な仕事を黙々とこなす38歳のベテランは、NBAキャリア13年目のベテラン。

 クリッパーズ加入後、タッカーは12試合で平均14.4分1.2得点2.4リバウンドを残すも、現在は6試合連続でローテーションから外れている。タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は新人フォワードのコービー・ブラウンをローテーションに入れて戦っている。

 この状況にタッカーが不満を抱いていると12日に『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報道。タッカーはベテランとして新人ブラウンがNBAへアジャストする手助けをするなどプロフェッショナルな姿勢を見せているとはいえ、ローテーション外が続くとなるとその動向に注目が集まるというもの。

 同記者によると、複数のチームがタッカーの状況をモニタリングしているとも報道。2021年にミルウォーキー・バックスで優勝した男は、プレーオフへ計102試合出場した経験もあるため、プレーオフチームあるいは優勝を見据えるチームが獲得に関心を示す可能性は十分あるだろう。

 なお、タッカーは来シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば今シーズン終了後に制限なしフリーエージェント(FA)になることができる。

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