2023.12.27
3月11日(現地時間10日、日付は以下同)。ニューヨーク・ニックスは、PJ・タッカーと10日間契約を結んだことを発表した。
NBAキャリア13年を誇るタッカーは、196センチ111キロのベテランフォワード。39歳のハードワーカーは、今シーズンにロサンゼルス・クリッパーズで開幕を迎えるも、トレーニングキャンプの時点でチーム側と双方合意のうえでトレード先を模索すべく離脱。
2月2日にユタ・ジャズへトレード後、同7日のデッドラインに成立した5チーム間の大型トレードでトロント・ラプターズへ移籍したものの、3月1日にウェイブ(保有権放棄)されて制限なしFA(フリーエージェント)になっていた。
タッカーが最後にコートへ立ったのは昨シーズンのプレーオフ1回戦(対ダラス・マーベリックス)の第6戦の2024年5月4日。そこから10カ月以上も実戦から離れていることになる。
ニックスは11日に敵地ゴールデン1・センターでサクラメント・キングスと対戦し、133-104で快勝。ジェイレン・ブランソンを足首負傷で欠く中、この日のニックスはカール・アンソニー・タウンズがゲームハイの26得点に9リバウンド3アシスト、OG・アヌノビーが24得点7リバウンド8アシスト5スティール、マイルズ・マクブライドが21得点7アシスト2スティール、ジョシュ・ハートが18得点6リバウンド、ミケル・ブリッジズが15得点8アシストを記録。
タッカーはキングス戦でチームと同行してベンチ入り。コートに立つことはなかったものの、ベンチから新たなチームメートたちへ声をかけて鼓舞するなど支えていた。
このままタッカーがチームに残ることになるかは微妙ながら、2021年にミルウォーキー・バックスでNBAチャンピオンになった男には104試合のプレーオフ出場経験があるだけに、その動向は気になるところだ。
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