2025.03.08

ニックス戦を終えたドンチッチが語った「僕らのエナジーを高めてくれた」プレーとは?

ニックス戦で貴重な3ポイントを沈めたビンセント[写真]=Getty Images
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■最大13点差を挽回、ビンセントが第4Qに貴重な長距離砲をヒット

 3月7日(現地時間6日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、ホームのクリプトドットコム・アリーナでニューヨーク・ニックスとの一戦に臨むも、最大13点リードを許し、第4クォーターを迎えた時点で8点(76-84)を追う劣勢だった。

 だが最初の3つのクォーターで3ポイントシュート成功率25.9パーセント(7/27)だったレイカーズは、最終クォーターと延長で成功率46.7パーセント(7/15)と復調したこともあり、延長の末に113-109で制した。

 8連勝を飾ったレイカーズでは、ルカ・ドンチッチが32得点7リバウンド12アシスト4スティール、レブロン・ジェームズが31得点12リバウンド8アシストと“2大巨頭”が活躍。

 ただ、スターターの八村塁が4試合連続で欠場、オースティン・リーブスが3試合ぶりに出場するもフィールドゴール成功率15.4パーセント(2/13)の計8得点6リバウンドに終わるなど、ベストメンバーで戦えているわけではない。

 それでも、ベンチスタートのゲイブ・ビンセントが3ポイント4本をノーミスで沈めて12得点、ダルトン・コネクトが3ポイント成功率42.9パーセント(3/7)の計11得点4リバウンドで勝利に貢献。

 試合後の地元メディア『Spectrum SportsNet』とのインタビューで、ドンチッチは「ゲイブが第4クォーターに3本のスリーを決めてくれたことで、僕らに勝利をもたらしてくれたと思う。あれが僕らのエナジーを高めてくれたんだ」と話していた。

 ビンセントがこの日沈めた4本の3ポイントのうち、3本は第4クォーター残り6分を切ってからのものだった。残り5分59秒にドンチッチのアシストで成功させると、残り2分55秒にはジャクソン・ヘイズのアシストで1点差に詰め寄る長距離砲、そして残り1分21秒にはレブロンのアシストを受けて3点リードへ導く値千金の一発をヒット。

 試合終盤にステップアップして貴重な追加点を挙げたビンセントは、昨シーズンからレイカーズ入りしたものの、ヒザのケガに悩まされ、わずか11試合の出場で平均19.8分3.1得点1.9アシストに3ポイント成功率10.7パーセントに終わっていた。

 だが今シーズンはここまで53試合に出場して平均20.7分5.7得点1.2リバウンド1.5アシストに3ポイント成功率33.2パーセント(平均1.3本成功)まで復調してローテーションの一角を務めている。

チーム一丸となって戦うレイカーズ[写真]=Getty Images

 キャリア22年目の大ベテラン、レブロンはロスターにいる選手たちの重要性をこう語っていた。

「このチームに主力じゃない選手などいない。全員がキープレーヤーなんだ。フロアに立つみんなが役割を持っている。それに彼らがその役割を頭に入れていて、マスターしているんだ。俺たちのベンチにいる選手たちがみんな、このチームを高めてくれたのさ。その中から1人選ぶならゲイブが目覚ましかったね。俺たちは彼のディフェンスとシューティングの両方を、特に自分たちのアウトサイドショットが決まっていなかった時にまさに必要としていた」

 7日終了時点でウェスタン・カンファレンス2位の40勝21敗を残すレイカーズはホーム6連戦を終え、今度はアウェー4連戦が組まれている。その初戦となる9日は、昨シーズンの王者ボストン・セルティックス戦だけに、レイカーズが勝ち切ることができるかは必見だ。

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