2022.09.30

現地メディアが選ぶNBA新シーズンのベストSFトップ25…長年君臨するキングが首位に

スモールフォワードのトップ3に選ばれたレナード(左)、レブロン(中央)、テイタム(右)[写真]=Getty Images
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 開幕が迫るNBAの2022-23シーズン。現地メディアの「FADEAWAY WORLD」は新シーズンにおいて、スモールフォワードのランキングを発表し、トップ25人の選手たちを選出した。

 スモールフォワードのトップ25人には、長年NBAの顔として活躍を続けている選手や、攻防両面で活躍できる2ウェイプレーヤー、さらには昨シーズンに躍進した次世代選手など、個性豊かな顔ぶれがランクインした。

2022-23シーズン NBAベストスモールフォワード トップ25

※所属チーム9月30日現在
※年齢はシーズン開幕の現地時間10月18日時点

1位レブロン・ジェームズ(37歳/ロサンゼルス・レイカーズ)
2位カワイ・レナード(31歳/ロサンゼルス・クリッパーズ)
3位ジェイソン・テイタム(24歳/ボストン・セルティックス)
4位ジミー・バトラー(33歳/マイアミ・ヒート)
5位デマー・デローザン(33歳/シカゴ・ブルズ)
6位ブランドン・イングラム(25歳/ニューオーリンズ・ペリカンズ)
7位クリス・ミドルトン(31歳/ミルウォーキー・バックス)
8位アンドリュー・ウィギンズ(27歳/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
9位ミケル・ブリッジズ(26歳/フェニックス・サンズ)
10位RJ・バレット(22歳/ニューヨーク・ニックス)
11位OG・アヌノビー(25歳/トロント・ラプターズ)
12位マイケル・ポーターJr.(24歳/デンバー・ナゲッツ)
13位ケルドン・ジョンソン(23歳/サンアントニオ・スパーズ)
14位フランツ・ワグナー(21歳/オーランド・マジック)
15位ボーヤン・ボグダノビッチ(33歳/デトロイト・ピストンズ)
16位ハーバート・ジョーンズ(24歳/ニューオーリンズ・ペリカンズ)
17位サディック・ベイ(23歳/デトロイト・ピストンズ)
18位ディアンドレ・ハンター(24歳/アトランタ・ホークス)
19位:ナシール・リトル(22歳/ポートランド・トレイルブレイザーズ)
20位ディロン・ブルックス(26歳/メンフィス・グリズリーズ)
21位バディ・ヒールド(29歳/インディアナ・ペイサーズ)
22位ゴードン・ヘイワード(32歳/シャーロット・ホーネッツ)
23位ケリー・ウーブレイJr.(26歳/シャーロット・ホーネッツ)
24位ジョナサン・クミンガ(20歳/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
25位キャメロン・ジョンソン(26歳/フェニックス・サンズ)

イースタン・カンファレンス・ファイナルで激闘を演じた4位のバトラー(左)と3位のテイタム(右)[写真]=Getty Images

 現地メディアから最高の評価を受けたのは、今シーズン中には38歳となるレブロンだ。昨シーズンはプレーオフ進出を逃したものの、個人としては得点王に匹敵する平均30.3得点を挙げ、その健在ぶりを示した。名門・レイカーズを優勝戦線に戻すという使命を帯びて臨む今シーズンに気合は十分なはずだ。

 2位にはケガからの完全復活を遂げるレナードが輝いた。昨シーズンは右ヒザの負傷により全休に終わったが、2度のファイナルMVPに輝いたリーグ最高の2ウェイプレーヤーは、その高い評価をキープ。相棒のポール・ジョージと新加入のジョン・ウォールとともに、クリッパーズで自身3つ目のチャンピオンリング獲得を目指す。

 続いて3位にはテイタムがランクイン。キャリア6シーズン目を迎えるセルティックスの若きエースは、ファイナルで敗れて惜しくも頂点に届かなかったが、昨シーズンは躍進の年を過ごした。個人としてもチームとしても貴重な経験を積み重ね、新シーズンでは名門復活に向けてどのような活躍を見せてくれるか目が離せない存在だ。

5位のデローザンは昨シーズンに新天地のブルズで躍動し、4年ぶりのオールスターに返り咲いた[写真]=Getty Images

 ヒートのエースを務めるバトラーは4位に名を連ねた。昨シーズンはセルティックスにカンファレンス・ファイナルの第7戦で惜しくも敗れたが、今シーズンも闘志あふれるプレーで強豪・ヒートをけん引する。また、ブルズのデローザンは5位となった。昨シーズンには決勝ブザービーターを2試合連続で沈めるなど、勝負強さを見せたデローザンは、コンビを組むザック・ラビーンとの2シーズン目に臨む。

 昨シーズンにペリカンズをプレーオフに導いたイングラムは6位となった。今シーズンはCJ・マッカラムと、復帰を果たすザイオン・ウィリアムソンとのトリオで上位進出を目指す。また、7位となったミドルトンは、昨シーズンのプレーオフを手首のケガで全休することとなった。ヤニス・アデトクンボを擁するバックスだが、再び王座を獲得するには、この男の活躍が必要不可欠だ。

6位のイングラムは昨シーズン、プレーイン・トーナメントを勝ち上がり、ペリカンズを4年ぶりのプレーオフへと導いた[写真]=Getty Images

 ほかにもトップ10には、ウォリアーズの優勝に大きく貢献したウィギンズや、強豪サンズを支えるブリッジズ、大都市の人気チームであるニックスのエースとして台頭してきたバレットらがランクイン。また、昨シーズンをほぼ全休したポーターJr.は12位となった。同じく長期離脱から復帰を果たすジャマール・マレーと、2年連続シーズンMVPのニコラ・ヨキッチを擁するナゲッツだが、ポーターJr.の活躍次第では優勝候補に名乗りを挙げる。

 さらに、14位のワグナー、16位のジョーンズ、24位のクミンガとキャリア2年目の若手たちがランキングに顔を揃えた。トップ5は4人が30代となったが、スモールフォワードのポジションにもしっかりと若手は育っており、今シーズンは次世代のスター選手たちの活躍にも注目だ。