2022.10.20

現地著名記者が語るレイカーズの方向性…感謝祭までの“20試合”が今季の分岐点?

現地著名記者は感謝祭後にレイカーズが大きな動きを見せると予測[写真]=Getty Images
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 10月19日(現地時間18日)に行われた開幕戦で、ロサンゼルス・レイカーズは前年度王者のゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦。52-59と7点のビハインドで試合を折り返したレイカーズだったが、後半ではウォリアーズのハイペースなオフェンスに追いつけず、最終スコア109-123で惜しくも敗北を喫した。

 この試合、レイカーズの悩みの種となったのが3ポイントシュートだ。チーム全体で40本の試投数を記録したが、決まったのは10本と成功率は25パーセントにとどまった。試合後の記者会見に出席したレブロン・ジェームズもシューター不足について触れるなど、今後レイカーズがロスターに手を加える可能性は十分にある。

ウォリアーズ戦では3Pを10本中3本沈めたレブロン[写真]=Getty Images

 レブロンやアンソニー・デイビスラッセル・ウェストブルックといった戦力を揃えているだけに、プレーオフ進出には期待がかかるレイカーズ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、現地11月24日の感謝祭までにチームが好調でなければ、メンバーに大きな変更を加えるだろうと語った。

「感謝祭までの20試合の出来によっては、レイカーズはビクター・ウェンバンヤマの獲得に走る可能性がある。例年のようにプレーイン・トーナメントを追いかけるのではなく、ドラフトのロッタリーに回るということだ」

 話題に上ったウェンバンヤマは、来年のNBAドラフトで1位指名が確実視されるフランス出身の大型プレーヤー。公称218センチという長身に加え、柔らかなシュートタッチで得点を量産するなど、下位に沈む球団にとってはぜひとも獲得したい新星だ。10月5日にはGリーグ・イグナイトとの親善試合に出場し、37得点を叩き出している。

来年のドラフトで1位指名が確実とされているウェンバンヤマ[写真]=Getty Images

 同記者によると、レイカーズは2027年と2029年のドラフト指名権、そしてウェストブルックを組み合わせたパッケージでチームの再編を模索している模様。その計画を実行に移す目安として、感謝祭までの20試合がフロントの判断基準になっていると予測している。

 レギュラーシーズンが開幕してからまだ1試合しか終えていないものの、早々にメンバー放出の可能性が報道されたレイカーズ。このままプレーオフ進出を目指すのか、それともウェンバンヤマを追いかけるのか、球団の判断には注目が集まりそうだ。