2022.10.30

突如としてスパーズから解雇されたプリモ…球団の元従業員女性とのトラブルが浮上する

突然の解雇がスパーズから発表されたプリモ[写真]=Getty Images
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 10月29日(現地時間28日)、サンアントニオ・スパーズはルーキーのジョシュア・プリモを突如として解雇。当初、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏はメンタルヘルスの治療が理由と報道していたが、翌30日にプリモの状況をアップデート。同氏によると、プリモが球団の元従業員女性に体を露出する事案を起こしていた疑いがあるという。

 2021年のNBAドラフトで全体12位指名を受け、スパーズに入団したプリモ。昨シーズンは50試合(うち、16試合で先発)に出場し、1試合平均5.8得点2.3リバウンド1.6アシストをマークしている。今シーズンも開幕から4戦続けて出場していたが、左大臀筋の痛みで直近の2試合を欠場していた。

全体12位指名と球団の期待を背負って入団したプリモ(左)[写真]=Getty Images

 29日、トニー・バズビー弁護士はスパーズの元従業員女性がかつてプリモに体を触られたとも主張し、調査依頼を受けていたことを『ESPN』に明かした。

 スパーズは先日にプリモの2023-24シーズンにおける430万ドル(約6億3400万円)のオプションを行使しており、球団を担う選手として期待していたことをうかがわせる。

 なお、プリモは解雇報道のあとに「今後、メンタルヘルスの治療に専念していく予定です。将来的にはこれらの問題について話すことができるようになりたいと思っています」と声明を発表。また、球団CEOのRC・ビュフォードも「長い目で見れば、この決定は組織とジョシュアの両方にとって最善の利益となる」と球団ホームページを通じコメントしている。